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転生しても山あり谷あり!  作者: 月城 紅
ばんざーい!
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お豆ぱーてぃ~

 

 死んで伸びているジルを、ぺしぺし叩き起こし


「みんなでお豆ぱーてぃーだ!!」


 と、天高く右手の拳を突き上げた。

 因みに左手は、腰の位置。これ基本。


 例えみんなが『えー・・・』と言った顔をしていても、無視だ!!

 だって枝豆だよ?美味しいよ?ビールに最高だよ?

 昼間から飲むなんて贅沢だなぁ~。


 しかし!その贅沢を満喫する前に、少しの汗と労働が必要なのだ。

 それをおこなった後のビールは、最高としか言えないであろう!


「ルーチェ。言っておくが未成年、禁酒だぞ?」


 ・・・・年齢が憎い!!

 だか、ビールがなくても枝豆は、美味い!!

 てか、ジルはなんで私の考えが分かるん??

 ふしぎ~?


「と、言うわけで、みんなで枝豆収穫するよ~」


「収穫はいいけど、全部はダメだろ?」


「そうですな。んー・・・二十本分もあれば良いだろうから、それを収穫したら今度は枯れるまで、ばんざーいだ!」


 笑顔で両手を上げてばんざーいしたら、ジルの魂出ちゃった。

 もう、仕方がないなぁ~。


「みんな、ジルの魔力をこれ以上吸ったら?大豆が不味くなりそうだから、今度はちゃんと私のにしてね!」


「「「「「はーい」」」」」


 うむ。よい返事だ。

 これでいいだろ?っジルに振り返ると、今度は泣いてた。

 あれぇ~?私、何か悪いことしたかしら?



 *  *  *  *



「「「カンパーイ!!!」」」


 今日はいい汗かきました!主にジルが、冷や汗を・・・。

 あの後、無事に枝豆を収穫→ばんざーいして、大豆へ(ジルはここで離脱しました・・・情けない)→大豆を収穫、ここで今日はお開きになったよ!


 で、さっき乾杯しました。

 メンバーは・・・・いっぱい?

 なんか枝豆の話を聞きつけて、いろんな所でお世話になってたり、顔見知りになった人達が集結。


 そして麦酒(ビール)を片手に、ご飯食べつつ、枝豆食べつつ・・・・・楽しんでおられます。

 え?なに?なんか不機嫌じゃないかって?

 そりゃそうだよ!こっちの世界に未成年、飲酒禁止とか法律あると思う?

 私楽しみにしてたのに・・・・。


 因みに私は葡萄ジュースです。

 しかもご丁寧に、マスカットも用意されてます。

 ・・・・・どっちもワインの原材料だよ。

 ただね、枝豆には合わないんだよ。

 誰だか分からないけど、気を使ってくれたことには、感謝をします。


 てかね、未成年飲酒禁止の法律、『迷い人』が原因なんだよ。

 前に、未成年の子が迷い込んで、乾杯断ったんだって。

 で、理由を聞くとそれは良い事だ!と法律に組み込まれました・・・とさ。


 いやさ・・・わかるよ。

 未成年ダメとか・・・でもこっちの成人は十八。

 私は後、二年は飲めません。


 ん?お前、年齢数え間違ってるって?

 いやね、間違ってないの。

 てかね、最近知ったんだけど・・・・こっちの年の数え方が『数え年』なのよ。

 え?知らない子が居るの?え?ホント?

 そうだよね~今なんて数え年にわざわざしないよね・・・・。


 では、説明しましょう!久しぶりのルーチェさん豆知識だね!

 数え年とは、子供が産まれたら、その子は『一歳』とカウントされるんだよ。

 一月一日に一歳ずつ年をとる・・・・と計算されるの。

 誕生日とかの概念がなかった・・・・からだった気がする。


 因みに今、みんなが使っている年齢の数え方?は『満年齢』と言うので、みんなの知っているとおり、産まれた時は『0歳』で誕生日で、一歳ずつ年をとる数え方になる。


 つまり、この世界では誕生日も祝うけど・・・・年齢の数え方は『数え年』となる。

 ややこしいね・・・。

 で、こちらの十八は正確に言うと、満年齢で数えると十七になるんだよ。

 で、現在ルーチェフルールさん、満年齢で十五歳なんです。


 つまり、数え年では十六歳になるんだよ!

 だから後二年なんだなぁ~。



 ・・・・・てか、本当にややこしい。

 これは満年齢を広めて、みんなの意識の改善が必要なのでは?



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