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転生しても山あり谷あり!  作者: 月城 紅
ばんざーい!
113/152

小さな二歩! 3

 

 思考がクーラーボックス→断熱材→かき氷・アイス→冷凍庫までにいった辺りで、ジルからストップのお声がけがきた。


「ルーチェ、夢が広がるのは良い話なんだが、流石に豊穣祭までにプチ・冷凍庫はムリだ。それに豊穣祭は秋だぞ?かき氷やアイスは流石に時期外れだろ。大体、話が逸れ過ぎているがルーチェが出したいのは違う屋台なんだろ?」


「そうだった!!つい思考が広がりすぎた!!出したい屋台は唐揚げなんだよ。フライドポテトとかじゃがバターもいい!」


「フライドポテトって言うのは、たまに作ってくれるやつだろ?ポテチでも良いと思うが・・・どっちも皮を剥く作業が面倒だろ?」


 そう、たまにおやつで作るの!

 なんでかポテチは、呪いが利かない・・・。

 たぶん、イモを油で揚げるだけだからかな?

 砂糖とか使ってないから、お菓子の括りにはならないようだ・・・。


「チッチッチ!そこは織り込み済みさ!フライドポテトは、皮付きのもあるの。その場合は、細切りにはしないで厚めに切って揚げるんだよ。だから事前に綺麗に洗うだけで大丈夫。ポテチは屋台むきじゃないから却下。じゃがバターは、ジャガイモに切れ目を入れて蒸す。切れ目の間にバター入れるだけだから、こっちも楽だよ!お好みで塩とマヨを!で、唐揚げは一番下準備も手間もかかる。鶏のモモ・ムネを事前に漬け込んでいないとダメだからね。でもその苦労の先に凄く美味しいのが待っているのだ!!!」


「・・・・凄い熱の入りようだな。で?その唐揚げの作り方の詳細は?」


「それがね、今日倒れた原因なんだ!!」


「胸張って言う事じゃないからな!?」


 と言う訳で・・・・・かくかくしかじか。



「んじゃ大豆作りからなんだな?先が長いな・・・・」


「でも、みんなが言うには今日・明後日には実がなるんだって~」


「でもそこから乾燥があるだろ?」


「そこもバンザイしたら良いんじゃない?」


 と言いつつ、にゃんこ達を見る。


「まぁ、可能ですが・・・・ルーチェ、今日倒れたばかりでしょ?無理はさせません」


 との、難色を示したにゃんこ達。

 今回の暴走が相当堪えた様子。

 だが私は諦めない!!


「今日倒れたのは、体力が無くて力尽きたんだよ!だから、他の人はダメなの?」


「と言うと?」


「あれってどう言った原理で成長してるの?」


「うむ、成長は儂らが行っておる。ルーチェがしているのは儂らに、魔力を与えている事じゃ。その魔力をあの行動によって潤沢に流すようにしておる」


 ん?あの行動に、ちゃんとした意味があるとは・・・・。

 てか、私の魔力使ってるんだ・・・・。

 使用感ゼロだけど・・・。


「と言う事は、魔力を持っていてあの行動が出来たら問題は、解決になるよね?」


「そうじゃな。妾達が選り好みしなければ・・・・の話じゃが」


「じゃあ、あの行動を代わりにしてもらって、私が魔力を注いだらOK?」


「まぁ、そうなるね」


 ・・・・・・・ちらっとジルを見る。

 なんて適任なんだろうか!(笑)


「・・・・もしかしなくても、俺か?」



 笑顔で答えました!

 ちゃんと枝豆も収穫しようね!!


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