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転生しても山あり谷あり!  作者: 月城 紅
ばんざーい!
110/152

そうくるか・・・ 3

 

 ちらっとにゃんこ達をみたら、何やら達成感に溢れております。

 これで終わりなのか?時間差とか?


「じゃあ、ルーチェ!最後に・・・・こうだよ!!!」


 と、元気よくルスが両手を天に向かって、屈伸運動を始めた。

 これって軽いスクワットですよね?

 ちょっと膝まげて、目一杯伸びをした。


 おーーーー!!!芽が出てきた!!!


「ルーチェ、もっとじゃ!」


 プーロの掛け声?で何度も同じことを繰り返す。

 おーーーー!!!花が咲いたーーーー!!!!


 ・・・・・てか、そろそろルーチェさん力付きそうなんですが!!!!

 体力のない今の私に、スクワットは無理!もうダメ・・・。


「ちょ・・・・もう、ムリーーーー!!!!!」


 最後の一回を振り絞って、私は力尽きた。

 ぱったり、と。



 *  *  *



「はれ?」


「起きたか、ルーチェフルール」


 目が覚めたら、ふかふかのベットの上で、顔をのぞき込んだのは、シリウスだ。

 そこに、わらわらとにゃんこがベットの上に登ってくる。


「えっと・・・・確か、畑を周ってて・・・・力尽きた?」


「うむ、そのようだな。ルス殿が慌てて、私の所に来たのだ。倒れているルーチェフルールを見た時は、心臓が止まるかと思ったぞ」


「ルーチェ、ごめんね」


「無理をさせてしまいましたね・・・すみません」


 シュンっとにゃんこ達が落ち込んでいる。


「特に怒ってないよ。畑の周りを動いたのは意外と楽しかったし、もともとは私の体力がなかったせいだし・・・逆に皆に心配かけちゃったね」


 そう、意外と楽しかったのだ。

 こっちに来て、体をあんなにも動かしたこともなかったし、一杯背伸び?したこともなかったから、気分的にはスッキリしている。

 やっぱ、適度な運動は大切だね!

 スクワットはまだキツイから、十回くらいからスタートしたいな!


「それにしても・・・みんな、私のご飯を楽しみにしてくれて大豆を、早く育てようとしたんでしょ?期待に沿えなくてごめんね・・・」


 ふがいなくてちょっと落ち込む・・・ちょっとだけね。


「そんな事を気にしなくても大丈夫ですよ。今回は私達がルーチェに無理をさせてしまいましたから・・・。それに、ルーチェのおかげで芽が出て花が咲きました」


「儂らからみると、明日・明後日ぐらいには実がなるじゃろうて」


 ・・・・早くない?

 私が頑張ったってのもあるとは思うけど・・・・明日・明後日かぁ・・・・。

 これってもしかしなくても、もしかして・・・豊穣祭に唐揚げが屋台に出せるかも!!!

 これはいけない!!!緊急会議が必要だ!!!


「ねぇ、シリウス。今日ね私が倒れるまで頑張って成長させた植物が、大豆なの。でね、大豆をさらに進化させて、みんなに美味しい食べ物を食べて貰いたいんだ!」


「そうか、それは楽しみだな。しかし、ルーチェフルールは食べる事が好きだな。その料理?が出来たら是非、私にも振舞って欲しい」


「勿論だよ!それでね、一つお願いがあるんだけど・・・・良いかな?」


「私に出来る範囲であれば、叶えよう」


 やったー!!言質とったぞーーー!!!!


「その話、ちょっと待ったーー!!!」



 バーーーン!!と扉を開け放った、オカン基ジル。

 チッ!!折角良いところだったのにーーー!!!


久しぶりの更新になってしまいました・・・・。

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