表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生しても山あり谷あり!  作者: 月城 紅
楽しむぜ!
103/152

襲撃 4

 

「シリウスこっちだよ」


 そう言ってシリウスの近くで姿を現す。


「あぁ、こちらだったかルーチェフルール。無事で何よりだ」


 ・・・・意外。もっと驚くと思ったのに・・・てか驚かせたかった!!

 なんでシリウスは平然としてるんだろ?

 普通もっと驚くよね?

 シリウスだからかな?


「ルーチェ!!なんでここに居るの?!」


「あ・・・ジル。何故ここに居るかって?愚問だな!私が精霊たちにお願いしたからだよ!!」


「うん・・・それは分かってるよ。あの黒いの見れば・・・・。そうじゃなくて、なんで広場に近づいちゃダメなルーチェフルールさんが、ここに居るのかな?」


 ふふん!と胸を張って答えたら、黒い笑顔で返答された。

 ジル怖い・・・・。


「ジル、ルーチェに突っかかるのはそれくらいにして貰えませんか?元はと言えば、貴方達がルーチェに何の説明もしないのが悪いのではないですか?」


 ロワの意味深な言葉に私は?、ジルは「うっ・・・」と声を詰まらせた。

 因みに、シリウスに関しては苦笑いしてる。

 ・・・・皆様?ルーチェさん全く以て、意味が分からないのですが?

 誰か説明ぷりーず!!!


「陛下?ここではゆっくり説明も出来ないでしょう。今日はどのみちパレードは中止です。この後の事後処理は私が行っておきますので、ルーチェさん達と一緒に先に城に戻り、説明をして上げて下さい」


 何やら遠くで、兵士たちに指示を出していたアロイスさんが、こちらの騒ぎを見付けたらしくジルを宥めながら答えてくれた。

 ・・・・アロイスさんって色々と大変な人だよね。



 と、言うことでシリウスと私たちは先に城に戻って、事の顛末を聞くことになりました。

 ・・・・結果から言うと、『大掃除』だったそうです。


 どういう意味かと言うと・・・・これは作戦名なのだ!!

 なんかね、今回の『緑の祈り』で私が行事に参加したこと、人攫い、宮廷内のごみ掃除が関係してくる。


 順を追って説明すると・・・


 まず、人攫い。

 こっちは『マダム・リリーア』が関係してくる。

 皆さんは覚えてますか?マダム・リリーア。


 え?忘れちゃった?

 もう・・・『マダム・リリーア』基『リリーア・ゴブレット』さんですよ!私が王都に来た時に、迷子→人攫いに捕まった→売られた先が、リリーアさんの所だったのよ。


 で、後に捕まったわけですが・・・。

 捕まったって事は勿論、尋問があったわけでそこでマダムが元々、他国の貴族だったって事が判明したんだよ。

 てか、周知の事実でマダムは他国の貴族でもあるけど、エルタニン王国にはちょこちょこ来てたの。

 何故なら彼女が商売で成り上がった貴族だから。


 エルタニン王国は海も近いし他国への貿易も盛んだから、商売をするのにはもってこいなんだよね。

 で、彼女の所属している国はエルタニンでもなければハイラントでもない。

 海を渡った先の国に所属している。

 まぁ、コレは割愛するけど・・・問題はここじゃない。


 問題はマダム・リリーアが『十二歳前後の子供を連れて来るように』と依頼を受けていたことだ。

 依頼は自国の名門貴族からので、商売を生業としているマダムなら可能だろ?と持ち掛けられてた話だった。

 当然、断ったのだが・・・成功報酬に飛びついてしまったらしい・・・。


 気になるよね?成功報酬。

 それはね・・・・『結婚相手の斡旋』なんだよ・・・・。

 なんで?!って思うよね?!それで、犯罪犯しちゃう?!って。


 実はマダム・・・・ロリコンなんだよ。

 ショタじゃないの、ロリコンなの。

 つまり、小さい女の子が好きなの。既に、ここで犯罪なんだけど・・・。


 で、表向きにはいつまで経っても結婚しないって訳にはいかないじゃん。

 でも、おっさん基男には興味がない。

 だから趣味を分かってくれて尚且つ、それに同意してくれる人を探してたわけなのだが・・・マダムって結構美人なんだよね。

 だから、結婚したい!って相手は多いけど、それはマダム目当てだったり稼業目当てだったりする。

 しかもロリコンだって悪い噂が立つと、稼業も危うくなる・・・で悩んでた所に今回のお話。

 話を持ち掛けたのは、名門貴族。

 マダム自身も、その貴族と直接契約を交わしていてその証拠もちゃんとある。



 で、ここからが一気にきな臭くなる。

 なるのだが・・・・長いので、次回にね!!


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ