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転生しても山あり谷あり!  作者: 月城 紅
楽しむぜ!
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襲撃 1

 

 みんなで仲良く、屋台やお店を見て回る。

 すると


「もうすぐパレード回ってくるよ!」

「まってよー!!」

「早くしないと行っちゃうだろ!!」


 そんな掛け合いをしながら子供たちが、通り過ぎて行った。

 本当は私も見に行きたいんだよねぇ~・・・。

 今年は趣向を変えて、広場でちょっとした催しをするんだって。

 あっ!広場ってのは、さっき居た噴水がある場所じゃなくて、四つの大通りが重なった所にある広場なの。


 朝は朝市が立つ場所でもあるし、朝市の後には露店が並んだりもする。

 大道芸人とかも来るらしいよ!!

 見てみたいなぁ~・・・。


 で、なんでパレード見ちゃいけないかと言うと、パレードを見ない代わりにお祭り外出の許可を貰ったからです・・・・。

 なんだろ?シリウスとかみんなが面白仮装とかしてるのかな?

 恥ずかしいから来ちゃダメとかなのかな?


 あーーーーーーーーーーーー!!!!見たいーーーーー!!!


 が、我慢です・・・・。


 子供達が走り去った先を、未だに見る私。

 未練たらたらです。


 ドーーーーン!!ドーーーン!!

 次の瞬間に、大きな音がして子供たちが走り去った方角から、黒煙が上がる。


 そこからはパニック!!!


「あっちから煙が上がってるぞ!!」

「何があったの?!」

「やだ!向こうから人が来る!!」

「早く逃げないと!!」

「兵士は?!何をしてるの??」

「皆さん、こちらに避難してください!!!」

「押さないで!!大丈夫ですから!!」


 人の波が押し寄せてくる中、エーデルが私を抱えてくれてちょっとした路地に皆で逃げ込む。


「いったい何があったの!?広場からなら、シリウス達に何かあったのかな!?ねぇ、みんなどうしよう!!」


「ルーチェ、ちょっと落ち着きましょう。仮にシリウス達に何かあったとしても、彼らは竜族です。よっぽどの事が無い限り倒されたりはしません」


「そうだよじゃ、ルーチェ。ほれ、深呼吸じゃ深呼吸」


 周りの人がパニックになると、自分もパニックになっちゃうんだね・・・・ロワの言葉でちょっと落ち着いたら、エーデルの言われたとおりに、深呼吸する。

 すーはー、すーはー。うん、大丈夫!


 再び通りを見ると、通りの人たちも落ち着きを取り戻しつつあった。

 普通、もっとパニックになると思うんだけど・・・?


「さっき、広場から来た奴が言ってたんだが、爆発がおきたらしい。でも直ぐに結界が張られたみたいで、広場意外には被害がないらしいぞ」

「んじゃ、なんでこんなに人がこっちに来るんだよ!」

「避難誘導されたらしいぜ?」

「取り敢えずは、広場と大通りは規制されたらしい」

「結局何があったんだ?」

「そんなこと、俺に言われても・・・」


 私達が入った路地の入口で、二人の男性が話しているのが聞こえる。

 なんとか混乱は収まったのかな?

 でも今の話だと、広場がどうなったのかまでは分からない・・・。


「ねぇ・・・みんな」


「ルーチェ、それはダメ」


「そうじゃ、シリウスと約束をしたじゃろ?妾も賛成出来かねる」


 レイナとプーロに拒否された・・・・仕方がない奥の手だ!


「ねぇどうしても?お願い、私を連れて行って」


 うるうるお目目に、上目遣い。これ最強。

 これでもダメなら、泣き落としだ!!涙は女の武器だ!!!


 これに二人は「「うッ・・・」」と狼狽えた。

 で


「もうルーチェは仕方がないなぁ~。ロワ、僕達が居れば大丈夫でしょ?」


 とルスが援護射撃を。

「仕方がないですねぇ・・・」とロワも折れてくれた!



 よっしゃー!やったねー!!


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