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「仕方ないな……」

 そう声がしたあと、死神は転移していることに気付き、さらには自身の体が一歩分後ろに下がっていることに気付いた。

 もし、刈谷があと一年戦闘ということに慣れていたら、刈谷は自制し、動かなかっただろう。また、殺気もないこの状況であと一年戦闘になれていなかったら、刈谷はこの相手の危険に気付けず後ろに下がることは無かっただろう。

 その偶然ともいえることが、刈谷の命を救った。

 先ほどまでいたところには大きな穴が開き、爆風で大きく吹き飛ばされる。

 今の魔術は一工程(シングルアクション)だった……。


 魔術を使うとき、それには手順が存在する。

 まず、詠唱式なら詠唱する。次にその詠唱が術式に変わる。術式は世界改変するためのさらに難しい式に変わる。そしてその難しい式は世界に働きかけるものに干渉する。そうしたあとで魔術は発動する。これらすべてで四工程。

 極理式は術式から始めるので三工程、もしくは二工程。

 魔術はコンピューターのようだと刈谷は思っている。

 まず大本に世界というものがあり、それに干渉できるものがある。さらに……と続いていって詠唱になる。

 コンピューターも同じだ。1と0、つまりはonとoffしかないものが大本にあり、詳しくは無いが、OSやらWINDOWSやらがあって画面に映し出される。少し違うが大体同じだ。

 そして、魔術はその工程が少ないほど早く、気付かれずに発動できる。

 刈谷ができる最速の魔術は先ほど出たシングルアクションであり、それを他人が使っているのをはじめて見たから警戒を怠っていたのだ。

 閑話休題。


 左手を突き出し、僕のことを魔術で打ち倒そうとしたことが伺える。

『こいつはまずい。使うぞ』

『逆だ。こいつにだけは使うな。後で説明する!』

 悪魔に使用を宣言したら逆にとめられてしまった。理由は分からないが、こいつの言うことに基本、間違いは無い。

 一度、周囲の現状確認をする。

 周囲に人は転移で送ったからいないはずだ。手には剣が二振り、魔力はまだまだ余裕がある。敵の装備は紺の服に西洋の甲冑を少し少なくしたようなもの。背中には羽が生え、突き刺さった剣の元に降りている。目が特徴的だったので気にしていなかったが、どうやら女らしい。理由は胸があったから。

少なくとも“目”の使用はできないため、魔剣技 無の使用は難しい。先ほどからの行動を考えると相手の標的は自分であり、さらに自分のほうが弱い。また、魔力以外ではおそらく勝っているところは無いだろう。

 魔力の感じは光がほとんどで一応闇以外も感じられる

 敵は剣を握り、こちらを見て構える。戦闘開始とみなし、とりあえずルナティックライトを一工程で使う。

 天高くに黒い太陽のようなものができ、その光が敵に絞られて当たる。否、当たる前に剣の一振りで黒い太陽は消えた。

 そのまま敵は距離をつめ、切りかかってくる。それを紙一重で避け、次にロックランスでその身体を貫こうとしたが、それは鎧と剣に阻まれた。

 距離をワープで離し、次にルイン・クラストを使う。

 あたりに巨大な魔法陣が敷かれ、そこから太陽の方向に円錐形に光が集まり、その場を消失させた。

 範囲をかなり絞っているので威力はその分高く、50メートル程度の大穴が開いた。

 しかし敵はその場で翼を羽ばたかせ、宙に浮いている。

 だが、それは予測済みだ。てっきり完全に止められるものだと思って使った魔術なので気にはならない。そのまま居合いのように剣を引き一瞬のうちに距離をつめ、その鎧ごと切り裂けるように剣を振る。

 魔剣技 無だ。これが一応最速の魔剣技だと自負している。だが、それすらも防がれた。

「擬似転移魔法と身体強化魔法、さらには剣に光と闇の魔力を込めて消失現象を引き起こして相手を切り裂く技か……お前に完全に魔力の配分を見極めるすべがあったら危なかったな」

 魔剣技 無の情報を完全に把握された。今のたった一撃で……。

 本来は“目”をつかってやるので確実に切り裂ける自信があるのだが、“目”を使わなかったので切り裂けなかった。

 だが、それでも強力な一撃だったはずなのだが、わずか3メートル後ろに下がっただけで防がれてしまった。

「強い、確かに強いが……お前の剣には圧倒的に“自分というもの”が無い」

 まさか、初対面のやつに言われるとは思わなかった。しかも過去の自分と同じ目をしているやつに……。

「魔術については優秀。威力は申し分なく、さらに魔力も多い。また、魔術に対する知識も多い。これなら確かに世界を渡る魔法も使えるだろう」

 世界を渡る魔法。つまりは送還魔法のことを言っているのか?

「ふん、まあとりあえず切っておくか」

 そういうといやな感じがする。またワープを使い、距離を離す。

「何者だよ、お前……。何が目的だ?」

 そういうと無を受け止めたときに乱れた髪を鬱陶しそうに後ろにやって、

「何者かと聞かれたら兵士だと答えよう。目的を問われたら徴兵と答えよう」

 徴兵…人を殺すことが徴兵?

「さて、質問には答えた。こちらからも問おう。お前の名は?」

 構えは互いに崩さないが、先ほどまでの緊張感は無い。

「―――刈谷慎吾」

 一瞬、また偽名でも使おうかと思ったがそうすることはためらった。ここで僕はただの帰還者刈谷慎吾だ。異世界からの帰還者であり、また魔術の真髄に近づいた男。そのただ一個人としてなので名前を名乗った。

「そうか、ならば刈谷慎吾。もう一つ問う。お前は人を何だと思っている?」

 おそらくこれで僕のこいつにとっての評価は決まるのだろう。だから真剣に答えた。

「人間は僕も含めて、もっとも愚かである。と言いたいが、もはやここまでくると愚かを通り越して滑稽としか言いようが無い」

 それが僕の中での人間の評価だ。よく考えれば分かる。同じ種類で争うのは何も人間だけではないが、自殺するのは人間ぐらいのものだ。

 少なくとも、仮に人間の行動の中で最も罪深い行動があるのだとしたらそれは自殺であると僕は思っている。

 人は他の動物を下に見つつ、何の意味も無く自分で自分を殺す。それを冷静に考えれば、人間は愚かであると思うよりも滑稽だと思う。

「なるほど。ならば最後に、もっとも滑稽な人物は誰だ?」

「もちろん、そんなことはすべての人間を知らないから分からない」

 そういうと少し重心を下げる。相手の持つ剣にはどういうわけか分からないが魔術を止める機能がある。

 固有魔法によってそういった能力は無効化されるが、それ以前に相手の技量が高すぎる。

 それに固有魔法を使うとさまざまな英雄の記憶が流れてくるのであまり使いたくないのが現実だ。

「―――さて、はじめようか」

 そういって魔力を集める。まともにやっても勝てないなら、まともじゃない方法でやるしかない。

 勝負は一瞬で片がつく。両手の剣に魔力を限界までため、擬似転移魔法を使い、一気に距離をつめつつ剣を振る。

 右の剣が右下から切り上げる…剣で防がれる。

 左の剣が炎をまとって咽喉元をつきにいく…よけられる。

 左の剣は刃を返し背中のほうから翼を切りにいく…剣で防がれる。

 右の剣でがら空きになった左手側を切りにいく…鎧が邪魔をするが衝撃を与える。

 敵の剣が胴を薙ぎ払う…左手の剣で受け、身体を回転させて威力を逃がす。

 そのまま魔剣技 陽炎を使い、右の剣で右の手首を狙う…剣で受け止められる。

 右の剣が砕け、右腕の骨が折れる。その隙に右側を狙った攻撃を左の剣で受け止め、魔術を一斉掃射する…すべて叩き落される。

 左の剣で隙だらけの後ろから首を狙う…急降下されて避けられる。

 敵の剣が光り輝き、そのまま剣を振り下ろされる…左の剣で受け、そのまま防御魔法を5重に張る。

 それでも威力を殺しきれず、身体を大きく吹き飛ばされる。

 この間にかかった時間は一秒も無く、端から見たらいきなり刈谷が吹き飛ばされたように見えるだろう。

 地面に墜落した刈谷の首に剣が突きつけられている。

「予想以上に強かったが、その程度か……」

 刈谷は両手を広げた状態でその上に女が立っている。

 鎧は砕け、服も裂けているところがあるので扇情的であるが、今それを気にするものは誰もいない。

「アバラが折れているから乗らないでほしいんだが……」

 命の危機に瀕しているというのに痛みのほうを優先する刈谷も刈谷だが、

「そうか、すまなかった」

 ここで足をどける女も女だった。まあ、だからといって剣をどけてくれるようなことは無いのだが……。

「一応聞きたいんだが、お前の名前はなんていうんだ?」

 すると少し口元に笑みを浮かべて、

「私はナディアだ」

 そういって剣を引き鞘にしまおうとしたとき、

「殺さないでくれるんだったら一応言っておこう。その剣、いまは鞘にはしまわないほうがいいぞ」

 そういうと刈谷は目を瞑った。

 ここで女…ナディアが刈谷を殺さなかったのは単純な話殺すのが目的ではなかったことと、いつでも殺せると分かったからと、今殺したら自分も死ぬと分かっていたからだ。

 刈谷は吹き飛ばされたあとに全魔力を身体にためた。剣を突き刺した瞬間に発動するようにして全身から稲妻の魔法が出るようにしたのだ。仮に剣を突き刺していたらナディアは感電し、動きが鈍くなったところでもうすぐ来るであろう坂本や菊池、それに雫にやられる。もちろん、死ぬ確率が高いというだけであって死ぬと決まっているわけではないのだが、必要でもないことに命を懸けるほど、ナディアは馬鹿ではなかった。


 治療するために刈谷は入院させられていた。

 正確に言うならば入院という名前の軟禁である。だが、当の本人がそれの理由に気付いていない。

「刈谷、やっと届いたわよ」

「なにが?」

 そういって部屋に入ってきた雫を見る。

 手元ではすでに消えているがいくつかの魔方陣を組んでいた。

 雫が手に持っているのは果物セットと封筒。端から見るとその封筒が何なのかが気になるところだ。

「英語だけど読める?」

「お前は僕の英語の成績を知っているよな」

 そういってベッドに倒れこむ。大体の傷は治したが、まだ治ってないことになっているのでまだ入院している。

 今、刈谷が治癒魔術まで使えることを知られるのは少々面倒なことになるのだ。

「そうだと思って翻訳してもらってきた。読み上げようか?」

「そうしてくれ」

 そういって目を閉じる。そもそも何の書類なのか分からないのでここで自分で読むのを怠ったのだ。

「えっと、要約すると『汝、刈谷慎吾は国際魔術協定によって定められた禁術を使用した……』」

 あ、いまさら気付いた。僕はルナティックライトとかルインクラストを牽制に使っているのだ。ほとんど魔術というよりも魔剣技で戦ったような気がしていたのですっかり忘れていた。

「『―――よって、その行為とそれを使用した相手の説明をする責任があり、被害の大きさから考え、汝をその学園から退学させることで十一議会は終了した』」

 さらに要約するなら、“禁術使ったけど被害が少なかったから説明さえすれば学校退学で許してあげる”といわれたのだ。とりあえず、

「十一議会って何だ?」

「まず聞くところがそこなのね……」

 軽くあきれられた。正直、禁術を使ったら極刑に処されてもおかしくないのだが……。

「―――十一議会って言うのは、イギリス、ロシア、アメリカ、中国、日本、フランス、イタリア、ドイツ、オーストリア、エジプト、インドにある魔術の大家からなる組織で、魔術の大きな犯罪とかはそこで裁判が行われる。あなたが知っていそうな家はエジプトのクレオパトラといえば分かる?そことか、日本なら卑弥呼とかだね。そういったところの集まりが十一議会。さらにそこの家のものを十一族とかっていうこともある。そんなところかな」

 早い話がお偉いさんの話し合いか……。誰が僕をかばったんだろうな?

「ふう、あなたをかばったのはほとんどすべての家よ。たぶん自分たちに敵対されたくなかったんじゃあない?あなたがいればとりあえず戦争に勝てそうだし、たとえ禁術を使っても勝てば官軍って言うし」

 分かりやすいが戦争なんて自分から起こすつもりは今は無い。

「で、説明報告は今(雫相手)でいいのか?」

「だめ、それでもよかったはずなんだけど、どうしても一人は相席させないといけないから……」

 そういうと廊下に人の気配がする。魔力は多い。総じて魔力は女性に多いが、この感じは男だ。さらに言うなら僕はこの男を知っているし、今すぐに逃げ出したい気分だ。雫が先に着たから油断した。

 扉が開き、初老の和服を着た男が立っている。

「久しぶりだね。慎吾君」

 威圧感が半端じゃあない。それはナディアとは比べ物にならないが、それでも気の弱い人ならここで失神してしまうだろう。

「お久しぶりですね藤林哲哉さん……」

 できればもう会いたくは無かった。

 一度、雫が風邪を引き僕がプリントを配りに行かされたことがあり、そのときに一対一で会話してからどうもこの人は苦手というか、とにかく怖い。

「見違えたな。まさかあの時の子供がもはやこのような青年になっているとは……」

 最後にあったのが一年半前……そこまで変わっているだろうか?

「魔力は格段と多くなり、筋肉は引き締まって、その手を見るに二刀流かな?」

 冷静に分析されている。しまったな。手のひらが見えているから二刀流がばれてる。こういうところはまだまだだな。

「さて、少々待たせてしまったが、話を聞こうか」

 そのあと、日が暮れるまで説明と質問に対する答えを繰り返していた。


『―――さて、そろそろ話してもらおうか、どうしてあのタイミングで“目”の使用を止めた?』

 己の内側に住む精霊、ラプラスの悪魔というべき存在に問いかける。

『あらかじめ言っておくと、おまえの戦ったナディアというのは天使だ。さらに言うならあの剣の名前を天剣といい、あらゆる魔術を消し去る力を秘めている。さらに気付いていたと思うが人の持つものよりも圧倒的に軽く、また丈夫でさらに自動的に傷が治っていく。

 剣の説明はここまでにして、我は精霊と呼ばれる存在だが、我は真っ向から世界にけんかを売っている存在でもある。ゆえに、天子に狙われる。契約者であるお前も。

 だが、あの時の天使はお前を世界を超える転移魔法を使える優秀な魔術師として会いに来ていた。さらに、天使は死んだ優秀な人が転生してなるものだから、優秀な魔術師であると判断されたお前の実力を身にこられたということだ。

 もし仮にあそこで“目”を使っても、あの時の相手には致命傷を負わせられたが、確実に一瞬で殺すことはできなかった。ゆえに、目を使った場合と使わなかった場合では使わないほうが生存率が高そうだったのだ』

『ならば、なぜ天使は世界にけんかを売るお前を狙う?別にどうでもよさそうに感じるが……』

『そうは行かない。天界ではある程度の変更はあっても今のこの世界が進む道をすでに予言している。その予言に無いことは他の世界がかかわったときと、ある特定の存在がかかわったことのみだ』

『他の世界は何となく分かるが、ある特定の存在って言うのはどういうものだ?』

『我のような精霊などの魔道生物、お前のような帰還者たちだ』

『じゃあ何であの時僕は殺されなかった?あいつが僕を殺すつもりなら、僕は確実に死んでいるぞ』

『帰還者はこれが結構いるんだ。行方不明者が精神異常を起こした状態で見つかるのと同じだ。意外と多くの帰還者がいるからそれをいちいち殺していたらきりが無い』

 そんなにいたのか……。

『そういえば、最近また帰還者が出た。名前は知らないが、これは自力というよりその世界のある存在にやってもらったという感じだ』

『一度会ってみるか……』

『我の予測だとおそらくいやでも合うことになるだろうが……』


 刈谷はまったく気にしていなかったし、またかという思いが強く、完全にスルーしていたが、刈谷は学園を退学になっている。

 悪い言い方だが、今の刈谷はニートのようなものだ。

 刈谷のそのことを自覚しているし、また、どうすればいいかも知っていた。

「だが、どれがいいかなんて……そんな知識は無いな」

 そういうと、刈谷は広げた書類をもとあった封筒にしまう。どうすればいいかと聞かれたら、魔術師として生きるとしか言いようが無い。

「しかし、いろいろな国から来てるな。さすがに日本が一番多いが、中国、イギリス、フランス、アメリカ…イラクとかまである……。

 自分の知らない間にずいぶんと有名になったものだ。しかもこれらが僕を欲しているのは全力ではない力を見て、その力の強さを欲したのだ。今思うと少し羽目をはずしすぎている。気が抜けていたのだろう。先日のナディアの時まで意識が緩みきっていた。

 魔術を堂々と見せ、全力でないにしろ過剰な威力の攻撃や過剰なまでの防御、調子に乗っていた。

「ふう」

 一息ついて天井を見つめる。

 入院はあと一週間することになっている。

 刈野家は自分のところに入らなければ金は出さないと言ってきた。

 雫のところは着たければ来いと言ってきた。

 それ以外のところだと、優遇するから来い。だとか、こんないいものをやるから来てくれ。とか何とか言っているが、どうもいやな感じがある。

 こう思うと、あちらの世界での冒険者という職業は自分にあっていたのだろう。

「これじゃあホームシックだな……」

 ホームというのかどうかは置いておいて、異世界で暮らすというのも選択肢の一つかもしれない。

 コツコツと足音がする。

 ガチャとドアが開き、

「刈谷、見舞いに来たぞ」

 坂本だった。

「坂本、どうした?見舞いなんていらないことぐらい知っているだろう」

 そうふざけて言うと、

「お前は本当に学校というものを退学になるのが好きらしいな」

 そうふざけて返された。まったく反論できないが……。

「これからどうするつもりなんだ?」

 坂本はふざけるのをやめ、急に真剣に聞いてくる。

「まだ決めてない。決まらなかったら本家か雫のところにいくと思う」

 そういってこれからのことを話していた。


 ―――油断はあった。

 ―――それと同時にもう無いだろうと根拠の無い自信もあった。

 それが原因だろう。急に病室を覆う魔法陣を見て、それを発動させたと思われる羽の生えた青年を見て、驚く坂本を見て、僕にできたことは坂本を陣の外に出すことだけだった。



 三度、味わうことになるとは思わなかった世界を移動する感覚。

 前に味わった感覚とは少し違った。前の二回とは少し感覚が違ったのだ。

『まさか二度も異世界漂流をすることになるとは……』

 前の異世界漂流より大体三ヶ月ぐらいしかたっていない。

『今回は坂本だったな。どうやらお前は雫だけでなく、周りの人とのつながりでこういうことに巻き込まれているようだな』

『できれば聞きたくない事実だったな』

 意識を保っているが、正直そろそろこれもつらい。

 そう思って、意識を手放した。


 魔術の工程については突っ込まないでください。

 十一議会の国も適当です。

 

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