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仮面の覇剣

作者:はくちょん
世界がAI戦争によって荒廃し、悪魔が現れるに至った歴史を背景に、物語は塔の上層にあるスワンの工房から始まる。旋盤や魔導刻印機械が並ぶそこは、古代AI技術と魔法科学を融合させた研究の拠点だった。母エリシアの影響を受け、スワンは少年時代から独自の仮面や機械を製作してきた。彼が手にする仮面はただの防具ではなく、学習AIと魔導刻印を搭載した多機能戦術機器である。

スワンは大会に備えて工房で準備を整え、親友カイルに特製の仮面を渡す。カイルは炎と風を操る華やかな剣士であり、二人の軽妙なやり取りから互いの信頼と友情が強く描かれる。やがて二人は会場へ向かうテレポートゲートへと足を進める。

開会式では、世界中から集った四万人の挑戦者の中から、予選を勝ち抜いた三千人が一堂に会する。観客席は全世界からの視聴者の熱狂に包まれ、実況者とAI解説が戦場のルールを告げる。ここで初めて明かされるのは、**「三人を撃破すれば合格」**というシンプルかつ苛烈な条件、そして「心停止もしくは身体損傷40%以上で即テレポート失格」という厳格な安全基準であった。

ランダム転送によって散り散りになった参加者たち。スワンもまた、孤独に戦場へ放り込まれる。仮面のHUDが戦況を分析し、彼は深呼吸をひとつ。かつてない規模の戦いが、いま幕を開ける。
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