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文化祭 表 みんなで周る文化祭

 昼休憩


 「つ、疲れたぁ・・・」

 「僕も・・・・」


 私と三上君は突っ伏して死んでた。


 「アイヤー、お二人ともお疲れさんネ。ほれ、タピオカミルクティーヨ。1年2組が作ってたネ」


 ネーちゃんがタピオカミルクティーを3人分持ってきてくれた。


 「ありがとー」

 「感謝の極みですー」


 あー、タピオカめ。貴様なんでそんな味の主張がない割に美味しいんだ。やはり紅茶か、この紅茶がタピオカを引き立てるのか。にしても、こいつ一杯でほぼ一食分のカロリーを持っているって、背徳感凄まじい飲み物だな。


 「3時からはミッちゃんランウェイだネー、2時半に体育館裏に集合ヨ!腕時計デバイスも忘れないでネ!」


 「うん、一応常に付けてる。てかさネーちゃん、衣装って結局どんなの作ったの?」


 「にゃふふふ、それはヒミツネ!!お楽しみヨー!!」


 「な、なんか嫌な予感・・・」


 「大丈夫さね!!ミツキ姉ちゃんならそりゃもーばしっと決まりそうな衣装オンパレード!!おいらやきもち焼いちゃうくらいに可愛かったよぉ!?」


 「あ、飯綱ちゃん」


 飯綱も来てたのか、まー今日は小学校も休みだしね。三日月と霧矢君も来てそうだなこれ・・・にしても飯綱、そのタピオカドリンク。サイズいくつ?顔が見えないくらいにデカい。そんなサイズ売ってんの?


 「フォックス、守備は?」

  

 「おん、ルイ姉ちゃんが敵と遭遇したってのは言ったよねぇ?」


 「うん、サクリファイス2の件ね。そっちはルイ先生たちに任せるよ、ギリギリだけどルイ先生の『セグンド・エスタードマキシマ』なら、サクリファイス2ともやりあえる筈だ」


 な、なに?セグウェイ?なんだって?ルイ先生もまだ何かしら変身すんの?


 「ってか!?み、三上君!?敵いるの!?しかもサクリファイス2って!!まさかアレクシア!?」


 しれっと流したけど!いつのまに敵が!?


 「うん、ミツキさんは心配しないで。この件は僕たちだけで対処するよ。あくまでも僕たちの完全勝利の目標は、ミツキさんもチャンさんもみんなも、この学園祭を楽しんで貰う事なんだから。でも一応円卓の一員として情報だけは常に行くようにはしてるからね。ほら、デバイスに通知溜まってるでしょ?」


 あ・・・・・マジだ。忙しすぎて確認なんかしてなかった。私基本的に通知なんて来ない人生だったせいか割と既読スルーするタイプだわ。気をつけないと・・・


 「だけどさー、だいさんていこくってほんとやな奴だよねー!ミツキ姉ちゃんとかみかつき狙うわ、挙句いざ追い込まれたらこの学校ん中逃げたとかってさー!!負けたから潔く負けろー!!」


 飯綱はぶくぶくとストローに息を吹いた。


 「飯綱ちゃん、第三帝国の奴もここに来てんの?」


 「そうらしいよぉ?永零たちが追いかけてたんだって」


 「うん、しかも追っていたのはビリー・ラックス・・・レイノルドらしいから」


 「え?グレイシア先生!?」


 いきなりグレイシア先生もやって来た。


 「レイ、ミツキさんお疲れ。差し入れでかき氷買って来たから、食べる?」


 あぁ、先生わざわざかき氷持ってきてくれたんだ。私は受け取って食べた。あー美味い!!キーンと来るぅっ!!花火大会の時は食べ損ねたし!にしてもこの氷美味いなぁっ!!

 

 「うんま〜!!グレイシアの氷はやっぱうんめぇ〜なぁ〜!!」


 あー・・・これやけに美味しいと思ったら、この氷もしかしてグレイシア先生の・・・色々となんか、美味しいものありがとうございます。


 「ビーンさんかぁ、それとアレクシアか・・・永零、相当焦ってるね。最強戦力いきなり寄越してくるなんてさ」


 「そなの?それとその、ビリーだとかレイノルドだとか、ビーンだとかって、もしかしてそんなやばいのが3人いるの?」


 「いや、全員同じ人だよ。時代に合わせて名前を変えていたんだ。ビーンさんはかつては一緒に旅をした仲間でね、桜蘭君の実の父親でもあるんだ」

 

 桜蘭さんの、父親?そりゃ最強戦力だわ。

 

 「あいつの膝、座り心地悪かったから・・・嫌い」

 

 先生、意味が分かりません・・・理解したいなら第一章を読めと?


 「彼の正体は永零と僕の中にいる神が最初に作り出した大天使と呼ばれる存在なんだ。ミツキさんが知ってる名前で言うと明けの明星、ルシフェルだね」


 ・・・・・・そっちきちゃったかぁ!!!天照の次はそっちかぁぁぁっ!!!


 「えっ、て事は三上君?それって・・・あの堕天使ルシファーがここにいると?しかも、桜蘭さんってルシファーの息子って事?」


 「あ、アーイーヤー・・・」


 私もネーちゃんもお口あんぐりだ。


 「そう言う事。ルシフェルは人間を憎み、そしてとある人間を愛してしまう、それがニヒルさん。そのニヒルさんとの間に産まれたのが桜蘭君なんだ」


 どひーっ!!!そりゃイケメンな訳だ!!


 「そんな実はすげービーンのあんちゃんが追ってんのに!逃げる黒星って奴なんなんだよぉ!逃げ上手のおっさんなんて需要ねぇぞ!?」


 飯綱がジタバタする。うん、アレはショタだから良いよね、って違う。


 「仕方ない。ミツキさん、チャンさん、特に何もなければ2人で学園祭見て回ってもらっても良いかなって思ってだけど、ビーンさんがいるのはちょっとリスクだね。僕たちと回ろっか」


 三上君が提案した。


 「アイヤー?アタシは元々みんなで見にいこうって思ってたヨ?なんなら霧島君たちも呼ぼうネ!その方が楽しいし、最近2人サ・・・にゃふふ、それは良いヤ。それにあんな目立ったら見て回るなんて出来ないデショ?ボディーガードがいっぱいいるネ!」


 「そうよ、ミツキちゃんの処女守るのも奪うのも私なんだから、誰にも手出させないわよ?」


 軽音・・・


 「私は京也君がミツキんとこ行くって言うからついて来ただけなんだけど。てか京也君?そもそもなんでミツキなの?」


 と、東郷・・・


 「そりゃ、後で一緒に行動しなきゃならねーからな・・・」


 京也あんた相変わらず嘘下手か!!


 「う、うぃーっす三上!!よ、良かったら俺と見て回らねぇか!?」

 

 あ、またしても何も知らない新庄君・・・三上君追いかけてきちゃったか。


 「大体の話は知ってるメグちゃんもいるっての!!道開くんだろ!?あたしに任せろっての!!」


 メグは私を追いかけてきたんかい。


 「ふふ・・・君たちには敵わないな、一緒に見て回ろうか。その方が結局は安全だし、その方がやっぱり楽しいよね」


 三上君は半ば諦めた笑いをした。にしても、大所帯だな・・・流石に壮観なりってやつだ。


 ・


 ・


 ・


 そんなこんなでこのメンバーで文化祭を見て回る事になった。3時までは体育館は演劇部が使うんだってさ。演目は『ロミオとジュリエットとぐりと◯ら ディレクターズカット版』なんじゃそりゃ?ある意味凄まじく気になる・・・


 けどまぁ、さっき増子味さんが取材してたジオラマとやらに行こう。


 「あ!おいらん家!!」


 飯綱は極力目線をジオラマと平行にして眺めてる。あ!尻尾出てる!!


 「え、スカイツリー作ったの?この半月で?」


 三上君はそっちに驚いてた。私もだ、しかもなんだ?本物みたいにライトアップしてるんだけど・・・市販品じゃないのこれ?


 「ふははは!!我がクラス自慢のジオラマを見届けよ!!今回のジオラマで使用してる車両は・・・」


 あ、鉄オタで有名な豊川君だ。いつも私と同じ空気感じるけど今日はやけに喋るなぁ。


 「ほうほう!!因みにでござるが豊川氏!この東◯10000系は何処製でござるか!?」


 あ、麗沢いた・・・なんだろ、特撮オタなんだろうけど異様にしっくり来るな。


 「よくぞ聞いてくれた麗沢氏!この車両だけはぼくの手作りなのさ!」


 キラキラしてるなぁ。私は鉄オタじゃないからちんぷんかんぷん。


 「うおーすげぇ!富士山にちゃんと小御岳もあんじゃん!つかなんじゃ?箱根付近の湯煙はどうやって・・・あー!加湿器応用してんのか!」


 「電車早ー」


 三日月もいたよ・・・つかあんたは電車走ってるとかじゃなくて、見るところが渋いんだって。霧矢君見てよ、ちゃんと年相応に電車追いかけて・・・ほら飯綱とごっつんこ。


 「おー霧矢ー!」

 「わー飯綱ー」


 呑気組は相変わらずだなぁ。


 さ、次行こう。視聴覚室のプラネタリウム。成る程、使い古されたテントの幕を使ってドーム状に覆ってスクリーンにしたのか。珍しくエコだな。


 他には・・・


 「ほぎゃぁぁぁっ!!」


 校庭にジェットコースターが設置されてた。しかも、ファーストドロップの高さは校舎の階段を利用して建物の4階まである。すごいな3年、ここ建築課なんてあったか?


 案の定私は乗せられてほぎゃった。因みにコースターの名前は『奴隷拷問コースター』5人くらいの人たちがコースターの中心にある巨大な歯車をぐるぐる回して、それが巻き上げチェーンに連動してコースターが動く仕組み。常に巻き上げの為に永遠に歯車を回す様は、人の喜びの裏には人の苦悩が隠れている事をイメージした。との事だ、重たいって。


 あの、私のクラスだけじゃなくてさ、この学校自体、なんか変人が多くない?


 だって私の部活からも出し物出してるけど、内容は1年主体でVRサバイバルゲームやるって言ってて、どんなもんかと思ったらテーマパークとかにあるようななんか滑る靴で台座の上に乗ってリアルに動ける装置持ってきてた。金持ちか?


 到底中学生の学園祭のレベルはとっくに超えてる。来年もこのクオリティでやるの?


 「この学校みんな個性的だね〜・・・僕ん所も学園祭あったけど、こんなクオリティじゃなかったし」


 「おいらも驚いたよ、来年またやるよねぇ?」


 三上兄妹はとっても関心した顔してる。


 バチッ


 「あ、そろそろ時間だね。ミツキさん、そろそろ体育館裏に行こうよ」


 「あ、うん」


 「にゃふふふ!!遂ニ遂ニー♫」


 ネーちゃん楽しそうだなぁ。


 「おいらは特等席で見届けるさね!んじゃ・・んお?なんか、懐かしい匂いした!」


 「・・・っ!!」


 飯綱のぼやきに真っ先に反応したのはグレイシア先生だ。


 バリッ!ビリッ!!


 なに?これ・・・なんか、電気が周りで弾けてる。


 「球電ってやつ?けどこんな・・・」


 「いや違うね荻山さん。これは・・・ふふ、はいはい、相変わらず慌てん坊だな君は・・・特異点制御限定解除!!」


 三上君が突然変身した。それとほぼ同時に刀を何もない所へ振る。その途端刀の峰に誰かの体がぶつかった。


 「ぐはぁっ!」


 バヂィィィンッ!!!


 「うおら!!もう逃がさな・・・ってありゃ!?」


 「やぁビーンさん。捕まえておいたよ」


 電気が弾けて右頬に3本の傷があるワイルドなおっさんが飛び出した。


 「っしゃあ礼!!行くぜ!!」


 「斬鉄剣・四速」

 「ビリーのビリビリ危機一髪!!」


 2人はまるで最初からそのつもりだったかのように連携をかまして突然現れた男をぶっ飛ばした。



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