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私の覚悟

 私は肩で風を切って歩いた。それくらいにムカついたんだ。この1学期と夏休みで広げた私の全てを使って犯人を見つける!!


 「ん?うお!!ミッキー!!いつになく気合い入ってるっての!?かっけぇ!!そうだ!!コイツやるよ!!仕立てて来たんだぜミッキー用の特服だ!!」


 私はメグから貰った特攻服に袖を通した。うん、より気合いが入る。


 「メグ、私はネーちゃんと弟を貶めようとした輩を探してるの。ちょっと手伝って貰えると嬉しいんだ」


 「あ?なに?ミッキーのダチを貶めようとしただぁ!?んなもん・・・手伝うに決まってんだろ!!おい聞いたか!?てめぇら!!ミッキーのダチが侮辱された!!犯人ぶち殺すぞおるぁ!!」


 「「「「おーっ!!!!」」」


 協力者1人目、メグ。と、その取り巻き。あくまでも道山会で、アウロとも親交があった。それ経由で何か分かるかも。


 さあ次、部室。


 「ミツキ遅い!!遅刻ギリギ・・・ってきゃぁっ!!?何その格好!!」


 「東郷さん、確か軍関係に詳しかったよね?」


 「う、うん・・・そりゃミリタリー好きだもん・・・」


 「なら、この間のキーセブンのリストとかから今日本に来てて、弟に近づけた奴を探せる?」


 「ゔ、ヴォイドさん頼れば・・・なんとか」


 「ごめん!それお願い!じゃっ!!朝練開始します!!」


 私は柔軟にストレッチを始めた。


 「さ、サーイエッサー・・・?」


 「東郷先輩・・・輝夜先輩どうしちゃったんですか?」


 「さぁ・・・はっ!?だめだめ!!おら!朝練サボるな1年!!」


 「「「イエッサー!!」」」


 東郷のミリタリー知識。次、教室!


 「おはようミツキちゃん!まぁ!なんて可愛い格好してるの!?私と結婚して!!」


 「荻山さん!!私の弟が敵に襲われた!!その犯人を探すのに協力して欲しいの!」


 「え、なに?三日月君を狙った愚か者がいたの?分かったわ、見つけ次第殺してあげるから安心して」


 あ、目が死んでる。


 「三日月、襲われたのか?誰にだ?」


 あ、京也。


 「分からない。けど、そいつはおそらくネーちゃんに罪をなすりつけた。三日月の能力を狙った奴がいる」


 「了解だ、親父にも協力仰がせる」


 「頼んだ」


 



 「ねぇ巧・・・なんか、ミツキさぁ」 


 「なぁらら、なんか、京也の奴・・・」


 「「なんか、優しくね?」」


 はい次、


 「チャンさんに冤罪ですって!?まぁ!なんて不敬な輩のかしら!きーっ!!このわたくしのクラスメイトを傷つける等、言語道断ですわ!!このクラス及びガイアの総力を持って犯人を見つけて差し上げますわ!!


 さぁ!!この勢いで文化祭に更なる狂乱を!!学年及び全校での催し物について説明いたしますわ!!」






 「「「「「おーーーーーーっ!!!!!」」」」」



 


 「レイ、輝夜さんに何か焚き付けた?」


 「うーん・・・ミツキさんは、チャンさんの無実証明したいんじゃないかなぁ。多分、僕は物的証拠無いと100%信じないって思われてるのかも・・・ルイ先生、どう思います?」


 「確実に三上君に向けて証明しようとしてるよねアレ・・・私、どうしたらいいかなぁ。なんか、ボディガード要らないかもって思えるんだけどあの行動力・・・わざわざ17歳JKがJDって偽った理由も無くなっちゃうよ。普通に学校の仕事任されるし・・・プレッシャーが・・・」

 

 「うーん・・・やり過ぎたかなぁ」


 


 ・・・さぁ次、放課後。


 「あん?チャンの無実証明に協力して欲しい?」


 円卓会議の1人、馬喰 一兆だ。セットに零羅もいる。いつもこの2人一緒にいるなぁ。


 「協力しましょう!!一兆さん!!これは一大事ですよ!?」


 零羅は協力的だ。

  

 「そいつは良いが、逆に無実の証拠あるのか?」


 「それが出せないから真犯人を探してるんです!!」


 「ふーん、熱心だねぇ。まぁ物的証拠は無くても嘘見破るの俺得意だからな。三日月との関係は察してたが、あのエセチャイナが敵スパイだとは俺は思えねぇよ。しゃーね、三日月の時間戻しには世話になった。協力してやるか・・・ピポパっと、なぁ神崎さんよ、狭山組の方でも頼めるー?」


 一兆は流れるように電話した。


 『メグお嬢から通達入ってるぜ。既におやっさんも動いてる』


 「おーし、じゃついでに・・・パピポ。おいでぶ、出番無ぇのならハーレム続けてねぇで手伝え。ヨーロッパ支部の情報網使えんだろ」


 『お?御意でござる!!』

 『へぇ〜、悪いことする奴もいるものねぇ♡』

 『えぇ、屠殺される豚のようにして差し上げますわ♡』


 『ぶひぃっ!?』


 麗沢・・・君案外大変だね。




 さて、残るは・・・


 「だーいじょーぶ!!もう動いてる!!にしても、友達の為にそこまで動ける行動力!!恐れ入ったよぉ!!」


 シャルロットたちのとこまで来たけど、先読みされてた。


 「迷惑かもしれませんけど・・・居ても立っても居られなかったんです!」


 「迷惑なんかじゃないよ。むしろ探さなきゃいけないって思ってたからね・・・確かに一番に疑われるのはチャンさんだ。けど、自称頭の良い連中がそんな浅はかな真似するかなぁってね・・・今調査してるとこ。


 にしても、君見てると昔の私思い出すなぁ。一度、みかみんがみんなを裏切った事があったんだけど、そん時私はみかみんの真意確かめる為だけに国家反逆起こして、みかみん殺そうとしたもん。大切な人を守る為にならなんでもする。その意気、私はとってもリスペクトするよ!」


 「ありがとうございます!!」


 これで良い。昔ならやっても無駄だとか、どうせ私には無理だとか、私程度の考えなんで読まれてるに違いないとか思って行動しなかった。

 

 けど今は行動した。無駄なとことかは確かにあったかもしれない。けど、みんなと話して分かった。話を聞いて、みんなそれぞれ考えて行動してくれてる。私の言葉が繋がって広がったのが分かった。だから言えるのは、全員がシロだ。疑う必要のある人なんか私たちの周りにいない。


 「あ!そう言えば文化祭の話も聞いたよ!コスプレ喫茶やるんだって?良い仕立て屋いるけど紹介しよっか?キャロラインちゃん曰くそれぞれ思い思いのコスプレ作るんでしょ?シィズちゃんならすんげーの作れるよ!」


 あぁ、あのスーパーヒーロー衣装制作の・・・この話はやっと落ち着いてきた。


 「あ!!はいはいネ!!ミッちゃん!良い事思いついタ!!それぞれ思い思いならサ!ワタシも作るヨ!!いっぱい作って、あの腕時計使えば・・・にゃふふふ・・・」


 ???


 「おぉっ!!!冴えてるぅネーチャン!!」


 「え?いきなりどういう事?」


 「学生さんは私たちに犯人探しを任せて、存分に文化祭を楽しんでって事!無論、私たちも巻き込んじゃって構わないからね!ミツキちゃんはそんなつもり無いかもしれないけど、私たちは君に物凄くお世話になっちゃってるもの。君の友達への熱意ははっきりと受け取った。


 我らRODは輝夜 ミツキを全力でプロデュースする!!」


 「???結局、どゆこと?」


 プロデュースって、アイドルやるわけじゃあるまいし。


 「ミッちゃん・・・勢い任せは良いけどサ、今日のホームルームの話聞いたネ?昨日はクラスの出し物決めたよネ?」


 「うん」


 「で、今日は何したヨ?」


 「・・・・・え、覚えてないや」


 「アイヤーイ!!学年と全校での催し物!!」


 あ、キャロラインさん、なんか勢いでそんな話をし始めたっけ。


 「あー・・・で、それどうなったっけ?」


 「アヤー・・・本当ワタシの為に必死だったのネ、ありがと。デサ、なんでも学園祭最後のイベントとしテ、ミスコン的なのやるんだってサ。各クラスからこれダ!!っていう美男美女を1人づつ選出して、体育館に設置したランウェイ歩くんだっテ。見事優勝した人にはガイアプレゼンツのトロフィー授与だーっテ」


 「因みにランウェイの演奏はこっちで駆け出し中アイドル!私たち爆破部隊が担当しまーっす!!」


 え、この人アイドルなんてやってたのか。だから衣装も普段からそれっぽい感じなの?


 「全然聞いて無かった・・・因みにうちのクラスは誰が出るの?浦和さん?」


 個人的に1番スタイル抜群はバレー部の浦和さん。いや、多分スタイルが最強なのは三上君なんだよね。芸術点120点なんだ。浦和さんはエロさ120点なんだよ。けど三上君はあくまで男子扱い、ってなると浦和さんしかいない。


 「え?ミッちゃんだヨ?」


 「ほ?」


 ・・・・・ほ?


 「そこも聞いて無かったネ!?なんたる集中力!!フツーに満場一致でミッちゃんに決まったヨ!?ついでに言うと男子は霧島君ネ!!」


 「いやぁぁぁぁっ!!マジかぁぁぁっ!!!?」


 やだやだやだやだやだ!!!気がついたらなんかとんでもない話が進んでた!!!なんとかコスプレ喫茶の方は覚悟決まったのにさ!!なにさ!!全校生徒の前で歩けと!?私が!?しかも京也と!?


 「あ!歩き方教えてあげよっか?」


 「どひーっ!!!!」


 「んでサ!!ワタシ思ったのヨ!ステージの上で目まぐるしく衣装チェンジしたら盛り上がるんじゃないカナッテ!!その腕時計の変身機能使えば行けるんじゃないカナ!?」


 「んお!?なになにー!?ふぁっしょんしょーやんのー!?おいらもプロデュースするさね!!」


 飯綱来ちゃった!!


 「やっほー!!」

 「ほっぎゃぁっ!?」


 なんか天井から突然カラスちゃんが垂れて来た。


 「わっ!?どっから来たの!?」

  

 シャルロットも流石に驚いてる。


 「そりゃミツキ応援に!!頑張ってるみたいだからさ!!衣装の話あいわかった!!お母さん(天照大神)に相談して来るわ!!」


 あ、天照!?って事は三上君に着せてたあれ!?


 「わ、私はどうなっちゃうのぉっ!?」


 私は今朝とは真逆のテンションになり家に帰った。

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