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ソシテ罪ハ裁カレタ

 総合病院 3階 廊下


 ーーーバキバキッ!!


 「え、えっ!?わぁぁ!?」

 「ちょっ!何よ!!」

 

 私たちがチャールズと戦ってる最中、いきなり地面が割れだした。そして一気に私たちは下の階へと落ちる。


 「いったたた・・・」

 「いっつー、思いっきり尻もちついちゃったじゃない・・・」


 「皆さん、大丈夫ですか?」


 リリアは流石に綺麗に着地したな。私と東郷は思いっきり尻もちついた。


 「けほけほ・・・なんなの?急に床が」


 「バカ姉?」


 この声・・・


 「三日月?」


 三日月だ。ちょうど真下にいたのか。って事は、軽音もここまで避難出来たのか。


 「ふふ、どうやら舞台は整ったみたいだね・・・」


 周りの様子を見て三上君は笑う。


 「シェンリー・・・舐めた真似を・・・」


 地面が崩れた原因。このロン毛の人か・・・


 「んー?別に舐めてねーぞっとぉ。お前の往生際がわりーから、止めと行こうぜって話だ」


 「止めだと?カッカッカッ!!!それは私の台詞だシェンリーよ!!丁度良い!!ここで一気に潰してやろう!!」

 

 無数の腕が一斉に襲いかかってきた。


 「ぶった斬れぇぇっ!!」


 三日月の掛け声と同時に全員動いた。私は撃ち抜き、東郷は切り落とし、みんなそれぞれ腕を食い止めた。


 「らら・・・ちゃん?それに・・・ミツキ・・・っっ!!!んぐ!!ぁあっ!!!」


 なんだ?軽音の様子が変だ。冷や汗をダラダラ流してる・・・


 「ネーちゃん、荻山さんどうしたの?」


 「それがネ、チャールズが変に軽音ちゃんの記憶を刺激するもんだからトラウマが・・・けど、それにしてもちょいと変ヨネ?」

  

 「あぁ、自分が悪いとか悪くないとか、永遠にぼやいてんだ。バカ姉、あん時一体何があったんだ?」


 三日月に言われて私は最初に悪魔と出会った時の事を思い出した。確かに気が狂いそうな経験をしたには違いないが、あの時軽音は・・・


 「・・・あの悪魔に腕と足をもがれて、腹の中に悪魔の子を植え付けられてお腹ぶち破られてた・・・」


 「っ!?」

 「げっ!!」

 「ひっ!!」


 みんな一斉にドン引きした。そして、多分・・・今ので一気に思い出したんじゃないかな。


 「そうだ・・・私は、アイツに!!思い出した!!私はミツキちゃんを見つけて!!そして、アイツに会った・・・あの悪魔に・・・んぐっ!!おえっ!!」


 軽音は思い出すと同時に一気に吐いてしまった。私は軽音を支える事にした。


 「ミツキ・・・ちゃん?なんで・・・私は、あなたを・・・」


 「うん、あなたは私の人生をめちゃくちゃにしようとした。あなたの下らない持論のせいで・・・」


 「なら・・・どうして、私を助けるの?」

 

 「三上君が言ってた事が忘れられなくて・・・あなたは、そうせざるを得なかったって・・・最初は意味が分からなかった。人の人生をめちゃくちゃにしても良い理由なんか何処にあるんだって思ってた。けど、今荻山さんはこんなに怯えて泣いてる。自分のした事を後悔してる。本当はこんなの望んでなかったってのが分かる。けど、私はあなたじゃないから、ここまでして良い理由はやっぱり理解出来ない。けどもし、私が荻山さんと同じ立場だったとしたら、私はあなたをいじめてたかもしれない。人生を弄んだかもしれない。適当な理由を付けてさ。


 荻山さん、あなたが私にした事、どんだけ考えてもやっぱり思い返すと腹が立ってきて許せない気持ちになる。私はそんなに出来た人間じゃないからさ・・・だからせめて、全部終わったら教えて。私をいじめた本当の理由を・・・その為にはまず・・・この、ガチでクソ野郎のコイツを倒す!」


 私は銃を握り直した。


 「ミツキあんた、正直見直したわ。いつもそうやって堂々としてなさいよね」


 東郷も剣を逆手に持ち替えて構えた。


 「ほんとにもー、あなたは周りを不幸にしないと気が済まないんですか?生き抜く術にこんなのがありましたよ。女の子を泣かせたら、後で大しっぺ返しが来るって!痛い目見ろチャールズ!!」


 リリアがガントレットと大剣をチャールズに向けた。


 そして三日月もその友達もネーちゃんも、一斉にチャールズに向けて構え直した。


 「いいねぇっとぉ・・・見えてるか?コイツらはこの子どもたちだけで、チャールズを倒すってよ。お前はどうする?また援護射撃で行くか?」


 シェンリーって人は誰かと話してる。誰と?


 「ふっ、だよなぁ・・・サッカー少年、戦う力欲しいか?」


 「勿論だよー」


 三日月の友達、声は呑気だけど集中は切らしてない。


 「さっきの俺の蹴り、アレは俺自身の力じゃなくてな、ちょっと離れた仲間の力も借りんだよっとぉ」


 「なに?」


 先に反応を示したのはチャールズの方だ。


 「何驚いてんだぁ?さっき脳天ぶち抜かれて気が付かなかったか?っとぉ。そりゃそうか、アイツは今10キロ以上離れてっからなぁ。空間の範囲外からの狙撃と、それをアシストする存在だぁ」


 「まさか・・・」


 『ジッ、ジジ・・・重力補正、次は東に400だ・・・キャロット』


 今、何処から声が・・・この腕時計?


 「っ!!霧矢今だ!!そのボールを思いっきり喰らわせろ!!!」


 「おっけー!!」


 一瞬で何かを察した三日月の一声であの霧矢って子はボールを蹴った。


 「何だとっ!!?」


 ーーーバッコォォォン!!!!


 「ほえ?」


 霧矢君の蹴ったボールは凄まじい炸裂音と共に目に見えないから豪速球となってチャールズに当たり、チャールズはまた吹っ飛ばされた。


 「「「あ、あ・・・っ」」」


 私たち一同お口あんぐりだ。当の本人もぽかーんとしてる。


 「今・・・蹴った方向に加速したみたい。なんかまるで、蹴った方向が地面みたいに吸い寄せられた・・・」


 「お、鋭いなぁサッカー少年。セカンダビリティ、重力支配。あの子に隠されていた能力だっとぉ」


 見えない所で誰かがアシストしてくれてるって事?なら・・・


 「畳みかけようみんなで!!あの害虫を!!ぶちのめすぞ!!」




 「「「「っしゃぁぁぁっ!!」」」」




 気持ちいいくらいに一斉に掛け声が出た。まるで何かの大会の決勝戦に来たかのような高揚感と緊張感。みんなそれぞれ色んな思いがある筈だけど、今、このチャールズ アンダーソンを倒す事にみんなが一つになった。


 「ククク、クゥアハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!そんなに死を迎えるのが嬉しいか!!良かろう!望み通りにしてやる!!」


 壁や天井から生えてる無数の腕、その手のひらに目が現れた。あの目は・・・


 「レーザー飛んでくる!!」


 開いた目から、大量のレーザーが放たれた。これは一旦避けよう。みんな一斉に避ける行動に移った。


 「だから・・・いい加減、うざったい!!みなさん!!」


 「おーう!!」

 「あぁ!」

 「ハイナ!!」

 「ミツキ分かってるわね!?まずは!」

 「腕から!!」


 そして一瞬の隙間を見つけてリリアが先導に立ち、あの腕と剣から放たれる強烈な一撃を放ったおかげでちょっと道が開けた。


 「霧矢!」

 「うん!左斜め下!!50°!!」


 そして三日月の剣と霧矢君が蹴ったボールは再びとんでもない威力で飛んで行き、腕の束に穴が開く。


 「ホアチャー!!!私がバドミントンだけのエセ中国人だと思ったら大間違いネー!!!」


 ネーちゃん、中国式の剣術でも習ってたのか?綺麗な剣捌きでレーザーを避けながら腕を切り刻む。


 そして私も、


 「てぇりゃぁぁぁっ!!!」


 引き金を連続で引き、腕をどんどん後へ下げさせる。


 「ふん!!」


 そしてよろけた腕を東郷が切り落とす。


 「何故だ、何故これ以上出力が上がらない!?」


 あのチャールズ、ようやく焦ってきたな。どうやらマックスパワー出してるにもかかわらず私たちに手も足も出ない事に違和感を感じてるみたいだ。


 「悪魔は腐っても元々あの四神だぜ?っとぉ。まだ抗ってんだよ、お前みてーな奴に力を使われたくねぇってな?あの戦い、アウロは勝ってなんかねーよ、引き分けだつったろ?何を勘違いしちまったんだか。けど、もう遅い」


 シェンリーの言葉に更に一瞬の動揺が現れた。最早これで勝敗は決したようなものだ。私たちの更に猛攻を続け、見えた。チャールズ本体に続く道が。


 「なっ!?馬鹿な・・・いくら神の力を借りているとは言え、相手はただの子ども!!身体能力が向上している訳でも無い!なのに何故私が追い込まれる!?」


 「君は何もかもが中途半端。この子たちとは持ってる気迫が違うんだ。それだけで充分、君を凌駕出来るんだよ」


 「私の計算が、間違いだと言うのか三上ッッッ!!」


 「うん、大間違い。ハズレもハズレ、大外れ。で、さっきウラヌスさんも言ってたけど、今更後悔しても・・・もう遅い」


 「なっ!?」


 三上君が更に言葉で追い討ちかけてる時に私たちは止めの準備が出来ていた。全員が全員最大威力の攻撃をチャールズにくらわせる準備が。


 「みんな!!!」


 それぞれ放った攻撃でチャールズに集中放火を浴びせた。チャールズは壁を何枚もぶち抜き、クレーターを作った。そして、チャールズは元の人間の姿へと戻ってしまった。


 「ぐほぁっ!!っっ!!!有り得ん、こんな事・・・」


 ズルズルと起き上がるチャールズの前にリリアが立ち塞がった。


 「もう、良い加減にしてくださいよ。みっともないにも程があります。こんなゴミみたいな人でも一応は私の父で元貴族。誇り高きアンダーソン家の一人なんです。潔く負けを認めて下さい」


 「負け・・・だと?私という存在に、負けと言う名の概念は・・・存在しない・・・ククク、分かっているぞリリア。私をここまで追い込んだのは認めてやろう。だが、何故止めを刺さない?答えは単純だ、殺害を恐れている。違うか?」


 「あなたを殺して勝利なんて胸糞悪いこと出来ません!!」


 リリアの言う通りだ、こんなやつを殺して前科一犯な気分にはなりたく無い。


 「クククカカッ!!やはりな!その程度で私から勝利を得られるか!?不可能だ!!時間をかけ過ぎたなリリア!!体力は既に!!」


 チャールズはもう一度あの姿に戻ろうとした。だが、それは叶わなかった。




 「止まれ、チャールズ」




 突然聞こえた一言。チャールズはいきなり微動だにしなくなった。


 「なっ・・・身体が、う、動けん・・・なんだ、これは・・・」


 「俺が止めたからだ」


 瞬きした瞬間、目の前には桜蘭さんが立っていた。


 「さてリリア、さっきお前はコイツに質問したな。こいつが、人間かどうかとな。そしてチャールズは答えた。人間を超えたと自惚れた事を・・・つまりはもうこいつは人間じゃない。殺した所で殺人になんかならないさ」


 「桜蘭さん、それはちょっと屁理屈・・・」


 私は思わずぼやいた。


 「あぁ屁理屈だ。だが事実だ・・・」


 「坂神 桜蘭・・・貴様何のつもりだ?」


 「分からないか?お前は負けた。お前の進退は負けを認めるか、死か、その二択だ」


 桜蘭さんの言葉はとても冷たかった。けど、死と言う単語に凄まじい重さを感じた。


 「クハハ!!小僧が!!私を舐めるなぁぁっ!!」


 チャールズは無理矢理身体を動かそうともがく。その姿がなんとも滑稽で醜く見えた。


 「・・・リリア、これはお前に選択肢がある。血の通ったお前にな・・・お前がこいつを終わらせるか、俺がこいつを終わらせるかだ。どれを選ぶ?」


 「わたくしは・・・彼を今更父とは思えないし、殺す事にももう躊躇はありません・・・ですが、こうなる前になんで止められなかったのでしょうか、という後悔が付き纏います・・・」


 「そうか・・・分かった。なら、リリアのその罪は俺が背負おう。それがお前にとって一番後悔の少ない選択なら、俺はそれを尊重する・・・チャールズ、動いて良いぞ」


 「っ!?」


 チャールズはまた動き出せた。そして一気に悪魔の姿へと変貌を遂げ、また無数のレーザーを桜蘭さんに向け、一点集中で放った。


 「ライトニング・シュート・・・」


 ーーーズガガガガガガガガッッッ!!!!!!


 桜蘭さんは、超速で抜かれた大きな銃を持ち、片手で乱射した。小さく光る閃光が銃口から放たれ、あのレーザーを悉く相殺する。


 「すごっ!!」


 私は思わず叫んだ。あの技?私のやってるやつとほとんど同じだ。けど、精度とかなんか色々凄くて圧倒された。


 「なに!?」


 「どうしたチャールズ、この技は俺の中で最弱の技だ。これすらも貫けないのか?」


 チャールズのあの姿、まるで子供だ。思い通りに行かなくて駄々をこねてるスーパーとかで大泣きしてる子供にしか見えない。


 「何故だ!!何故叶わない!!私は全てを手にした筈!!権力!知力!その全てをまた筈の私が何故!!」


 「お前の夢がその程度だからだ。そう思うだろ?三上」


 「だね、そこは桜蘭君に物凄く同意するよ。チャールズさん、君が掲げてる野望は大きそうに見えてとてもか弱く脆い夢だ。


 それに比べてこの子たちはどう?例えば東郷さんなんて、まだ誰もやったことのない中学生によるサバイバルゲームの全国大会を自分の手でやろうとしてる。霧矢君もサッカーの為にどんな小さな事も欠かさずに挑んでる。チャンさんは部活意外でも中国剣術をやってるみたいだし、ミツキさんはこの間知ったけど二次創作の絵なんかをネットに載せてるみたいだよ?」


 ぎくっ!!何故バレたし!!


 実は去年お母さんに誕プレで買って貰ったペンタブで最近描いてる。

  

 「その程度の夢に、私の夢が劣ると言うのか?」


 「夢に劣るも何もないよ。どんな夢でもそこへ向けてどんな努力をしたか。そこが一番大事なんだ」


 「それこそ人間が最も評されるべき事柄だ。もう分かっただろチャールズ。何故永零がお前をキーセブンの一人に選んだのか・・・」


 「私が・・・間違いだと言うのか?それを知らしめる為にわざと私を抜擢したと?クゥカッカッカッ!!ふざけるなぁ!私はこの世界を管理する者!!間違いなど起きるはずが無い!!」


 チャールズは激昂して桜蘭さんに襲いかかった。


 「もういいだろ・・・これ以上罪を重なる必要はない。お前は充分過ぎる程に生き抜いた。最後は、自らの罪に溺れて死ぬんだ」





 『アハハハハハハハハハハハハハハハハハ!!!!』




 この笑い声・・・あの悪魔!!また現れた!?いや待って、何か・・・何か違う。そうだ、あの笑い声・・・私たちに向けられてない。チャールズに向いてるんだ。


 『オマエノ罪ハナンダ?』


 「なんのつもりだ悪魔・・・お前は私の支配下にあるのだ!!命令を・・・っ!?」


 「もうこいつらはお前の命令は聞かない。チャールズ、知っているはずだ。悪魔は罪の意識に襲いかかる。罪の意識がなければこいつらはそれを裁くことが出来ないんだ。そして今、お前はほんの僅かに罪悪感を感じた筈だ。自らの行いに本当に間違いは無かったのか・・・一瞬そう考えた。それだけで充分な罪の意識だ。悔い改めろ、チャールズ アンダーソン!!」


 「っっ!!!坂神 桜蘭ぁぁぁっ!!!」


 「ライトニング・レーザー」


 桜蘭さんの銃から放たれたレーザーみたいな閃光、一瞬で察した。チャールズのレーザーとは明らかに威力が違う。レーザーはチャールズの脳天を貫いた。


 「がはっ!!」


 チャールズは後ろにバタンと倒れる。


 『コイツハオオゼイフコウニシタ』

 『ツマヲコロシタ』

 『ムスメヲステタ』

 『ホカニハ・・・カゾエラレナイ・・・』

 『ドウ裁ク?』


 『四肢全テモギトロウ」

 『コイツノアタマヲコワソウ』

 『シンケイヲイッポンズツ切ロウ』

 

 「何を・・・何をしようとしている!?」


 起き上がったチャールズの前にはあの悪魔たちが取り囲んでいた。


 「リリア!!こいつらをなんとかしろ!!」


 そして事もあろうか最後に頼ったのは、捨てた自らの娘とは。


 「いえ、わたくしは見届けます。あなたが裁かれる様を、わたくしは目を逸らしませんから!」


 「何を寝ぼけた事を!!私という存在はこの世から消えてはならないのだぞ!?っっぐっ!!離せ!!」


 動こうとしたチャールズを悪魔は伸びた腕で掴んで止めた。


 『チッソクサセヨウ』

 『神経ヲイジロウ』

 『ソシテ痛覚ヲ倍ニシヨウ』


 悪魔は次々とこれから行う事を告げる。私は知ってる。軽音の時に見た。コイツらは宣言した罰は全て実行する。その間に死ぬ事は無い、全ての罰が執行されるまで永遠に頭がおかしく成る程の苦痛を味合わされるんだ・・・


 「やめろ・・・やめてくれ!頼む!!」


 「これが・・・貴方に相応しい最期です!!お父様!!」


 リリアが最後に父に向けた表情はくしゃくしゃになった泣き顔だった。この罰で一番辛いのはそれを見届ける彼女だ。けど、リリアは見届けると決めたんだ。


 『ソシテ殺ソウ』


 悪魔は最後の一言を告げた。






 「やぁぁぁぁぁぁぁぁめぇぇぇぇぇぇぇろぉぉぉぉぉぉぉっっ!!!!!!!!!!」





 チャールズの懇願に助けを出す者はいない。三上君がギリギリで介入する事もない。見届けるだけだ、ここにいる全員で。チャールズ アンダーソンが裁かれる様を・・・

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