表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
32/35

第30話 SIDE : アズール家族②(桜子解説あり)

読んで頂きありがとうございます。


楽しく読んで頂けたら嬉しいです。





 さて、私はミスカとタルクで既にお腹いっぱいだが、ここでお前を見ないと言う選択肢は無い!私は腹が裂けても後悔しない。さあ、この私に見せてくれ、お前の男気を!

 _______________


 女神サクーラから期待を背負ったミーナは目の前にあるラブポンをじっと見つめていた。そして目を閉じ深呼吸をする。

 それから左右に首を傾げて体の緊張を解し、右手をゆっくりとまるで天に居る神に届くのではと思えるほどに己の腕をピンと伸ばした。そしてそのミーナの目は閉じたままだ。


(凄い緊張感だ。でも、なにをするか判ってるからオモロいだけだがな。ぶふっ)


 その様子を見ているタルクは「またなの?」といった表情で、ミスカは「お前がどこまで成長したか見てやろう」といった表情をしていた。(お前らトリオ漫才したら受けるぞ)


 そして遂にミーナの閉じていた目が開き、いや、半開きの目がラブポンの蓋を見た。とても妖しい微笑みを添えて。


「ふぉ~、ふんっ!」


 ミーナの半開きの目が全開きになり、妖しい掛け声と共に振り上げた拳がラブポンの脳天に直撃した。


「ボコ‥‥‥‥」


 スカした音を出して脳天を砕かれたラブイズピンポンことラブポン。そして満足げな表情のミーナとミスカ。


(ぐふっ!「ふぉ~」いただきましたー!これ初物だよね!さすがミーナだ。腹いてーよ。ぶふっ、それにラブポンもなかなかやるね!渾身の一撃を食らって「ボコ‥‥」って!)


 その満足ミーナは蓋を開けて中を覗き込んだ。そして「あっ!」と言ってタルクとミスカの顔を見てニヤリと笑った。そして取り出したのは二本のサバイバルナイフだ。その内一本だけ手に持ち革製の鞘からゆっくりと抜くと、刃先から舐めるように見ていくミーナ。


(こ、これが噂の放送禁止レベルの微笑みか!ぐふっ!お前はいったい何者なんだ。俺を笑い殺す気か!ぶはははは!)


 そしてミーナが空を見上げて叫んだ。


「女神様!こんなとんでもなく素晴らしい剣を与えてくれてありがとう!これで私は最強になれるわ!この「女神剣」があれば!」


(うん、頑張れよ。因みにカメラ目線してるようだけど視点はお前の真後ろだけどな!)


 そのミーナはサバイバルナイフを鞘に戻すと考え始めた。腰に指している二本の包丁を気にしながら。そして部屋の角にある木箱を漁り始めたミーナはあるものを取り出した。

 それは背中に剣を背負う事が出来る革製の紐で手に二つ持っていた。そしてその二つの革紐に腰に差した二本の包丁を鞘ごと取り付け、その革紐をクロスさせて身に付けた。


(ま、まさか三刀流を通り越して四刀流だと‥‥お前はあのアニメの男を越える気か!)


 そしてミーナは最後に二本の「女神剣」を両腰に差した。その時のミーナの顔は凄かったとだけ言っておこう。


(三本目はお前の知らないアニメのように口に咥えるのか?なら、四本目は?ま、まさかシッポか!それすげーみてー。そして言ってくれ、「背中のキズは剣士の恥だ」とな!)


 それからミーナは突然外に飛び出して、「あちょー!」「シュバババ」と叫びながらサバイバルナイフや包丁を振り回していた。


(今こそ言ってくれ。あのセリフを。くそっ!「神のお告げ」しちゃおうかな?)

_______________


 それからしばらくミーナを観察していたが、家に戻る気配が全く無かったので今日はこれでお開きとした。アサシン化計画は次の楽しみに残しておこう。ミーナ、資料読んでしっかり勉強しとけよ!


(あっ!春馬ちゃんにも連絡しないとね)


 私は「神のお告げ」を発動して今日のお祭りを終了した。


『女神サクーラより。アズール家族にラブポン送った。面白かった。』


 ジャスト三十文字。いい感じだ。



最後まで読んで頂きありがとうございます。


続きを読んでもいいかな?と思って頂けたら


ブクマ、いいね!、評価をお願いします。


作者のモチベーションが上がります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ