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代表作 エッセイ

から揚げが憎い

 今夜のおかずは鶏のから揚げです。


 私が地球上に存在する全おかずの中で最も憎んでいる、から揚げ……。


 憎い憎い憎い憎い……。


 鶏のから揚げが憎い!





 ご安心くださいこのエッセイはホラーではありませんよ。




 私は鶏のから揚げがそんなに好きだと自覚していないのですが、『今までの人生で一番何食った?(白飯とキャベツ除く)』と聞かれたら、間違いなく鶏のから揚げだと答えます。

 今日はスーパーのお惣菜コーナーで済ませるか〜と思って見に行くと、たとえ隣でハンバーグに半額シールが貼ってあろうとも、どうしても定価で鶏のから揚げを選んでしまうやつです。


 お弁当で済ませるか〜となったら必ずから揚げ弁当を選びます。

 スーパーのお惣菜コーナーでから揚げ弁当が半額になっているのを見つけてしまったら、必要なくても買ってしまいます。(なぜかから揚げ単体ならそれはない)

 お酒を飲んでいて小腹が空いたなと思ったら、気づいたら冷凍食品のから揚げを電子レンジでピロロロンしています。


 なぜなんだろう?


 何か悪い魔法にかけられているとしか思えない。


 だからから揚げが憎い。


 必要もなく買ってしまったから揚げ弁当をどうせよと言うのか?


 自分の意思ではなく、誰かに『から揚げを食え〜』と精神を支配されているような悔しさがある。


 だからから揚げが憎い!






 私はから揚げを作るのに苦手意識があります。

 美味しい時はとっても美味しいのが出来る。

 美味しくない時は……ガチガチに硬くなってしまったり、外カリッカリ中もカリッカリになってしまったり、逆に中ジュワジュワトロットロ外もトロットロになってしまったり……。

 とにかく安定しません。


 まぁ、電気フライヤーを使ってるからなんですが(笑)


 電気フライヤーは小さくて、たくさんの油を使わず揚げ物が出来るのが利点でもあり、狭いところで揚げるからモノがのびのび油に浸からずビショビショになってしまうというデメリットもあります。


 油を使わないフライヤーにすればいいんじゃね? というご意見はお控えください。

 オイリーなもの、好きなのです。


 どうせ不出来になるから、基本的に揚げ物は冷凍食品ととんかつぐらいしかしません。とんかつだけはなぜか、毎回カラッと揚がるんですよこれが。


 不思議なことに。


 だから冷凍食品のならともかく、手作りの鶏のから揚げをこの電気フライヤーで作るなんてことは考えてはいけません。


 考えてはいけないんです。


 それなのに


『作れ〜』


 頭の中に命令する声が聞こえて来るんです。


『鶏のから揚げを作るんだ〜』


 これは……何?


 私、何の呪いにかかってるの?



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― 新着の感想 ―
[一言]  鶏は鳴き声以外食べられるって、某から揚げ県では定説(?)です。専門店で1kgかうとかざら。  唐揚げが余ったらお味噌汁にいれたりサンドウィッチにしたりクリームソースとチーズかけてグラタン…
[一言] からあげのエッセイ書こう……
[良い点] 前世で鶏につつかれて死んだ猫が乗り移ったんですよ(笑) 唐揚げはなんとなく頼んでしまうby居酒屋
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