表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
そこに愛があった  作者: 野村夜長
2/4

愛がある世界


気持ちの良い昼下がり身体がビクッとなって目が覚めた。



「おーい、遠藤。受験生がそんなんで大丈夫か~」


午後の数学の授業中に盛大に眠ってしまっていたようだ。


「す、すみません。」


何か夢を見ていた気がするけどなんだったか…



「結依が居眠りなんて珍し…珍しい?いやよくあったっけ?」


前の席の梨花が小声で話しかけてくる。


「いやいや、私が居眠りとかめったにないでしょ!」


二人で小声で話していると先生に睨まれたので大人しく授業を受けた。



「さてさて、結依さんや帰りますかね~」


授業後梨花が手を差し出してくる。


「ん」

まだ目が覚めきらない私は梨花の手を取り体重を梨花に預け歩き出した。



「いやーいい眺めだね~」

隣の席の友里がよだれを拭う仕草をしながら話しかけてくる。


「ふふふ、梨花の胸は最高だぞ~」

梨花の胸に顔を埋めながら友里を見る。


「まったく、うちのクラスのバカップルは最高だぜ!」

友里が親指を立てるのを見送り教室を出た。



私と梨花は付き合っている。

昔からの知り合い、つまり幼馴染でずっと近くにいて高校に入り自然な流れで付き合い始めた。



ああ、この世界は愛が溢れていてなんて幸せな世界なのだろうか。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ