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そこに愛があった  作者: 野村夜長
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行き着く先



「ねえ、愛って結局なんだったのかな…?」



朽ち果てた世界で



腐敗の臭いが鼻につく場所で



その子は笑って問いを投げ掛けてくる




しかし、私はその問いの答えを今は持っていない。



その時、何かを答えていたら何かが変わっていたのかな。




彼女は少し悲しそうな顔をしながら頭に銃を突きつけ自ら引き金を引いた。




倒れた彼女の身体。

流れる赤い液体。



なんで君はそんなに嬉しそうな顔で倒れているのか。



君がいない、この世界で

君と私だけしかいなかった、この世界で



一人になった、この世界で



「そうか…」



あったのか。私にも。

言葉では上手く表すことが出来ないけれど。



「そこに愛はあったよ。」


涙が頬をつたった。



今から行くよ。

今度は間違えない。

愛を間違えない。



ソコに落ちていた銃を拾い引き金を引いた。




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