第八話 死にたくないので進化しますPart1
こんにちはこんばんはおはようございます。
突然ですが、
更新日を変更したのでご確認ください!
↓
【月曜・木曜】:午前7時、午前11時、午後7時
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【日曜】:午前11時、午後5時、午後7時
以上の通りです!
今後も応援よろしくお願いします!
辺りはすっかり暗くなってしまった。
今日はもう少し探索や
最初に聞いた水の音の方に
行ってみたかったんだが、
それはあの白猪が
蛆虫の如く邪魔してきたからな。
マジで許すまじ。
シーン……
俺は滑りMAXのゴミネタを脳内再生し、
ステータスオープンと念じた。
すると、俺の目の前に少し内容が変わった
ステータスウィンドウが現れた。
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【名前】望月司
【種族】ベビースモールレッサーリザード
【レベル】5/5
【ランク】F-
【体力】2/5【魔力】0/0
【状態】正常
【物理攻撃力】3
【物理防御力】2
【魔法攻撃力】0
【魔法防御力】3
【状態攻撃力】0
【状態防御力】1
【素早さ】8
【使用可能魔法】なし
【スキル】《鑑定Lv.MAX》(初進化の際消えます)
《精神耐性Lv.3》UP《絶望耐性Lv.2》UP
《負荷耐性Lv.6》NEW
《噛み付きLv.1》《引っ掻きLv.1》
《体当たりLv.1》
《捕食Lv.1》《惨殺Lv.3》NEW
【称号】《無駄死に男》
《神の前に立つ者》
《殻を破りし者》
《拷問官》NEW《人でなし》NEW
【進化が可能です。進化先を選べます。】
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そこにははっきりと、
「進化が可能」と書かれた文があった。
それを見て、
どんな進化先があるんだろうとワクワクした。
新しく増えたものの確認すら忘れる程に…
とりあえず早く進化して強くなって、
死なないようになりたいな…
そう思う一心だった。
そして俺は、
新しく獲得した称号とスキルを確認せずに
「進化先を表示する」と念じてしまった。
称号の影響を受けて
碌な進化先が無いんじゃないかとは、
全く思わなかった。
新しく出現したウィンドウには、
四つの進化先と詳細が表示されていた。
そして、何故か最後の進化先だけ
不名誉で謎なのが出てきた。
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【種族】ベビースモールレッサー
ポイズンリザード
幼体の頃は魔物と人類に蹂躙される。
《毒爪》・《毒牙》とそれによる
【毒属性:下級三位魔法】を得意とする。
幼体は全長1m、体高20cmまでに
成長し、薄い紫色をしている。
成体になると、
毒々しい紫色の姿になる。
尚、色が濃い個体ほど
強い毒を含むとされている。
進化を何度も重ねるとドラゴンになる。
【種族】ベビースモールレッサー
トーチャーリザード
幼体の頃は魔物と人類に蹂躙される。
《痺爪》・《痺牙》とそれによる
【麻痺属性:下級三位魔法】を得意とする。
幼体は全長1m、体高20cmまでに
成長し、薄い黄色をしている。
成体になると、
鮮やかな黄色い姿になる。
尚、色が濃い個体ほど
強い麻痺毒を含むとされている。
ある人類に発見された、
この種族に殺されたものの死体には
拷問された様な跡が残っていたという。
進化を何度も重ねるとドラゴンになる。
【種族】ベビースモールリザード
幼体でも注意を怠ると、
足をすくわれることがある。
《駒爪》・《鋭牙》を得意とする。
ベビースモールレッサーリザードの
中位種であり、
下位種である証拠である
レッサーが取れた普通のリザードである。
幼体は全長2m、体高30cmまでに
成長し、緑がかった色をしている。
成体になると、危険度が跳ね上がる。
進化を何度も重ねるとドラゴンになる。
【種族】ベビースモールレッサー
インヒューマンリザード
この種は未だに謎が深く、
人類による調査が行われた際
遭遇したこの種の全てに対して
《鑑定》が行われた。
だがスキルの殆どが隠蔽されており、
調べられたところに共通して言えることは、
何らかの非人道的な事をした際に獲得できる
称号《人でなし》を獲得していた事だった。
調査団によると、
幼体は全長3m、体高1mが
発見した中で一番大きく、
成体を発見しても、
調査団が全滅してしまったため
姿を確認することは出来なかった。
そしてこの種の最も特徴的なのが、
非常に頭が良く、
体全体が光を反射しない程
真っ黒な色をしているということである。
ドラゴンになる個体は未だ発見されていない。
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この進化先を見ての第一印象は、
将来大丈夫なのかと思った。
同時に絶対さっきの戦いのせいだとも思った。
そもそもまともな進化先が一つしかないのは
どう言うことなのだろうか。
色々言いたいことはあるが、
ひとまずこの中から決めるしかないだろう。
今回が初めての進化になるので、
後悔が無いようにしないと駄目だなと思った。
俺は早く死なないようになりたいので
ベビースモールリザードを選ぼうとしたが、
最終的には普通のドラゴンになって
落ち着いてしまいそうなので、
ベビースモールリザードは
とりあえず無しにする事にした。
そうなると、
状態異常を使うことが出来る
トーチャーとポイズンだ。
この二つは結構実用的ではあるが、
俺はそんな二つよりも
気になっているものがあった。
それはインヒューマンだ。
確か英語から日本語に直すと、
非人道的とかだったかな?
完全に称号が滲み出てきているのがわかる。
俺はこんなひねくれた称号で
追加された進化先なんて選びたくもないが、
その生態における殆どの事が
謎とされている辺りがとても興味を引かれる。
結局俺はその興味に負けてやることにして
進化先をインヒューマンにする事にした。
そして、インヒューマンになる様に念じた。
この時俺は進化に夢中で、
ある物が消えてしまう事なんて忘れていた。
念じた次の瞬間、目の前が暗転した。
『ベビースモールレッサーインヒューマン
リザードへの進化を開始します。』
『進化による能力値の上昇を確認しました。』
『《絶望耐性Lv.3》を獲得しました。』
『《惨殺Lv.4》を獲得しました。』
『《隠蔽Lv.1》を獲得しました。』
『《隠蔽Lv.2》を獲得しました。』
『《隠蔽Lv.3》を獲得しました。』
『《隠蔽Lv.4》を獲得しました。』
『《隠蔽Lv.5》を獲得しました。』
『【石化属性:下級三位魔法】を
使用可能になりました。』
『《石牙Lv.1》を獲得しました。』
『《石爪Lv.1》を獲得しました。』
『《石化耐性Lv.1》を獲得しました。』
『《石化耐性Lv.2》を獲得しました。』
『進化による【体力】【魔力】の
全回復を実行します。』
『《鑑定Lv.MAX》が消滅しました。』
あ。
ついに進化しましたね!
これで1章1部も終わりです。
いやぁー小説書くのって面白いですよね。
それはそうと、
3000PVありがとうございます!
ユニークも後少しで1000台に乗ります!
これからもよろしくお願いします!