第四話 最弱のトカゲ
今日は忙しいので、一話しか投稿出来ないかも?
『《噛み付きLv.1》を獲得しました。』
『《引っ掻きLv.1》を獲得しました。』
…なんだ今のSir○みたいな声は…
というか、目の前が暗い。
ここはどこだ?…なんか身動きが取れないし…うーんとりあえず現状把握が最優先だな。
ちょっと前まで俺は自称神様のいる天界にいて、そこで死亡通告されたんだよな。
うん。そこまではしっかり覚えてるな。
そんで転生先を選んで気がついたらここにいたと。
あれ?これもう転生先になってる?今の俺はトカゲ君ですか?だとしたら俺が進化したのはベビーって書いてあったから…ここ卵の中だったりして。
トカゲの生態なんて全然知らないけどとりあえず出た方がいいよね。
動けないまま食われる趣味は無いし。
とりあえず頭?で思いっきり目の前にある物を叩いてみた。
ピキ…
ん?今ピキってなったよね。
絶対これ卵の中にいるやつだ。
よし、どんどん割ってくぞ!
ピキ…ピキ…
痛ってぇ…頭痛ぇ…
なんだこれ、ピキピキしてる割には全然開かないな。
こうなったら全体重で思いっきり…
バキッ!
おお!光見えた!よしこの調子で割ってくぞ。
……
『《体当たりLv.1》を獲得しました。』
よっしゃ!やっと出れたー!
殻から出る時についでにスキルもゲット出来たぞー!
…あー、やっぱり絶対ここ異世界だな。
だって、天界にいたのに気がついたら周りがジャングルでしたって…ねぇ?
とりあえずこれだけはやっといた方がいいな。
ステータスオープン
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【名前】望月司
【種族】ベビースモールレッサーリザード
【レベル】1/5
【ランク】F-
【体力】4/5【魔力】0/0
【状態】正常
【物理攻撃力】3
【物理防御力】2
【魔法攻撃力】0
【魔法防御力】3
【状態攻撃力】0
【状態防御力】1
【素早さ】8
【使用可能魔法】なし
【スキル】《鑑定Lv.MAX》(初進化の際消えます)
《精神耐性Lv.1》《絶望耐性Lv.1》
《噛み付きLv.1》《引っ掻きLv.1》
《体当たりLv.1》
【称号】《無駄死に男》
《神の前に立つ者》
《殻を破りし者》
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うん。名前からして分かってたが、弱っ!これ初っ端から死なないかな?
…まあそれはさておき、ランクってなんだ?
天界でステータス見た時はなかったよな?
F-って…今の俺の総合的な強さ的な何かかな?
まあ、分からん物はしょうがない。
そういう事にしておこう。
ひとまずここは危なそうだな。
周りに俺が出た卵の殻みたいなのが滅茶苦茶ある。
これ何個ぐらいあるんだ?…100個は余裕で越してるな。
…1個だけ《鑑定》してみるか?
多分中身に入ってたのは、同族だと思うけど。
ザー…ザー…
ん?
なんか水の音っぽいのが、さらに木が生い茂ってる方から聞こえるな。
とりあえず《鑑定》は後回しにして、水の音の方に行ってみよう。
……
それにしても自分が小さくなったから分かるが、自分の周りが巨大化したみたいな感覚になるんだよな。
さっきの卵の殻も人間サイズでみたらすごい小さいように感じると思うけど、トカゲサイズでみたらそこそこ大きく感じたからな。
そう考えるとやっぱトカゲになったんだなーって実感が湧いてくる。
おっ、丁度いい所にちっさい蜘蛛みたいの居るじゃん。食料になりそうだなぁー……
!?…ちょっと待ておかしいだろ今の思考……
いや、もうトカゲだから別に大丈夫なのか。
うーん、しばらくは人間だった時とトカゲになった今との違いに悩みそうだなあ…
口で勢いよく…
バシッ!
よし。ゲット。すまんな蜘蛛よ、頂くぞ…
…美味い…と感じてしまった……
わ、私、望月司は!
体は人間をやめても、心は人間のままでいることを、今ここに誓います!
……一体誰に誓ったんだろうか。
『《捕食Lv.1》を獲得しました。』
マジかよ。
はい。転生しましたね。ステータスの書き方を少し変えました。これでも読みやすいようにスキルとか重ならないように書いているつもりです…見にくかったら、Twitterでもなろうでもどちらでもいいので報告お願いします。
それはそうと、果たして私のこの作品は展開が早い方なんですかね?全然わっかんねぇや☆