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死にたくないので進化します!〜異世界転生で魔物になった!?〜  作者: おんの
1章4部 ベビースモールイビルリザード
36/36

第三十五話 死にたくないので進化しましたpart3

俺は目の前に出現したウィンドウを見ていた。



俺の進化先は全部で3つあり、

そのうちの1つは俺を

びっくりさせるものだった。



________________________________________



【種族】ベビースモールイビルリザード


スキル不明。

生態不明。

詳細不明。

人類の古い文献によると、

最後に姿を確認出来たのは

500年も前の事であると言われている。

その古さ故に生態などは全く不明とされている。

500年前に確認出来た

同一種と思われているものは、

国や村を6個消滅させ

何処かへと消えた悪龍とされている。



【種族】ベビースモールレッサーグッドリザード


スキル不明。

生態不明。

詳細不明。

伝説上の龍の種族と同一系統とされており、

その古さ故に生態などは全く不明とされている。

伝説上では人々を癒し、

悪しき龍を倒したとされているが

本当かどうかは誰も知らない。



【種族】ベビースモールレッサーハードリザード


スキル不明。

幼体のうちに

全長5m、体高1.5mまで成長する。

体は硬い鱗に守られており、

それ故に鉄製の武器ですら刃が通らない。

性格は温厚だが、

相手の敵意を感じ取ると敵とみなし攻撃する。

体は灰色の岩のような色をしている。


ドラゴンになる個体は未だ発見されていない。



________________________________________



俺がびっくりしたのは上から2番目の

ベビースモールレッサーグッドリザードである。



種族の説明はろくに載っておらず、

詳しいことはわからないが

名前からして「善」の存在だと

いうことが分かる。



そして俺は思った。

俺いついいことしたっけ?と。



今までの進化先からして、

称号やら行動やらステータスやらで

進化先が決まっていた。



その証拠に1番下の

ベビースモールレッサーハードリザードは

俺の【物理防御力】が原因で現れたものだろう。

だから「善寄り」の称号を獲得したり、

それを獲得できるような行動をした

覚えのない俺に、

この種族が現れているのはおかしいと思った。



いや、アナウンス聞き逃してたし、

もしかしたら獲得していたのかもしれない。



俺がなんでだなんでだと疑問に思っていると、

目の前に女の子が横切って行った。



あ、女の子。助けたっけな。



俺はぱっと疑問が解決し、

すっきりした。



でもよく考えなくてもこれはすごいな。

「善と悪」が進化先に

同時に現れることなんてあるのか?

そんなことを思いながらも、

進化先は既に決まっていたので

俺はそれに進化するように念じる。



その直後、俺の視界が暗転していく。










『ベビースモールイビルリザードへの

進化を開始します。』



『進化による能力値の上昇を確認しました。』



『《気配察知Lv.1》を獲得しました。』



『【闇属性:下級一位魔法】を

使用可能になりました。』



『《闇耐性Lv.6》を獲得しました。』

『《闇爪Lv.2》を獲得しました。』

『《闇牙Lv.2》を獲得しました。』



『進化による【体力】【魔力】の

全回復を実行します。』



『進化による【状態】の

無力化を実行します。』















































………………


暗い。暗いです。

いや…日差しと松明でちょっと明るいです。



ここはキャンプか…

進化は終わったのか?



俺はステータスオープンと念じる。



________________________________________



【名前】望月司

【種族】ベビースモールイビルリザード


【レベル】1/20

【ランク】E+


【体力】260/260【魔力】240/240


【状態】


【物理攻撃力】220

【物理防御力】560

【魔法攻撃力】270

【魔法防御力】100

【状態攻撃力】450

【状態防御力】300

【素早さ】140


【使用可能魔法】

《闇属性:下級一位魔法》


《石化属性:下級三位魔法》




【スキル】《鑑定Lv.6》

《精神耐性Lv.8》《絶望耐性Lv.5》

《負荷耐性Lv.6》《石化耐性Lv.6》

《飢餓耐性Lv.9》《恐怖耐性Lv.3》

《疲労耐性Lv.2》

《闇耐性Lv.6》UP


《石牙Lv.4》《石爪Lv.4》

《闇牙Lv.2》UP《闇爪Lv.2》UP

《体当たりLv.6》


《捕食Lv.5》《惨殺Lv.4》《隠蔽Lv.5》

《暗殺Lv.4》《人間族キラーLv.1》


《魔力操作Lv.4》《魔力変化Lv.5》


《ルミドレナ帝国国用語Lv.3》



________________________________________



俺はウィンドウを見て凄まじい

ステータスの上昇を確認してびっくりした。

あと今回はアナウンスを聞き逃さなかったので、

【状態】の無力化とか言っていたことを

思い出し、

【状態】を見てみた。



見てみると、

嬉しいことに全ての【状態異常】が

消えている事が確認でき、

嬉しく思った。



これで飢餓もとりあえずは

なんとかなりそうだなと思った。



また、【状態異常】が消えたおかげか、

今まで休めてなかったせいで起こっていた

疲労感、空腹感、

さらに【体力】の著しい低下から

解放されたおかげで【瀕死Ⅱ】も消えていた。



俺は早速ここから出ていこうと

まずは女の子に礼を言いに、

キャンプのテントへと歩き出した。



元はと言えば安全なところで

話をしたいという理由でここまで来たが、

道中で話しながらここまで来て

かなり情報を得たため、

もう話すことが見つからない。

これ以上迷惑をかけないためにも

早々に立ち去ったほうがいいだろう。



そうして木の骨組みの上に布がかけられてできた簡易テントの入り口で女の子に声をかけた。



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