第十七話 ダンジョン
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現在、
俺の足元に転がっている
羊亀の数は、
20匹かそれよりもっといる。
この量の食料を一体どうするのか
俺には全くもって分からなかったが、
とりあえず、
確保して食べないと勿体無い。
そこで俺は
気絶から目を覚まされても
面倒だったので、
状態異常を付与しない普通の爪攻撃で、
羊亀の頭の部分、
つまり羊部分を貫通させ、
静かに殺した。
『《暗殺Lv.1》を獲得しました。』
どうやら、現時点では使えるのか使えないのか
よくわからないスキルが手に入ったが、
多分使えるスキルだろう。
そう信じている。
俺はここで気絶していた
奴らの脳をしっかり全頭貫通させた。
最終的に20匹以上を同じ殺し方で
殺ったので、
《暗殺Lv.1》も《暗殺Lv.4》まで、
上げることが出来た。
さらに、こいつらを食べても
果たして《捕食》の効果が得られるか
どうか気になったので、
試しに一匹食べてみた。
結果は失敗だ。
理由は、
この羊亀の強さでは、
俺の強さを上回ることが出来なかったからだ。
こうなってくると、
こいつらの用途は腹を満たすだけになってくる。
《捕食》による経験値が貰えないのでは
だいぶ惜しいことだがな。
ひとまず拠点の洞窟に
この量を運ぶのは大変なので、
この平原で拠点になりそうな所を探してみた。
俺は先程の羊亀が突進したところを見てみた。
俺はその崖の壁を見て、驚いた。
崖の壁に穴が空いて、
その奥に洞窟の入口があったのだ。
いや、これは俗に言うダンジョンに近いな。
この世界にあるのかは知らんが。
この世界にダンジョンが存在したとしても、
少なくともここは誰にも発見されてなさそうだ。
俺はダンジョンの入口に向かって、
中を見てみた。
中は暗く、俺の夜目がないと
探索はキツそうだ。
嬉しいことに、俺の夜目はこの種族の
特性だからかは知らないが、
使用制限が存在しない。
いくら使っても目が痛くなるとか、
一定時間使ったらクールタイムがあるとか
そういうのは全くない。
俺は自分の特性を生かし、
羊亀の死体全部を
ダンジョンの入口の草むらに隠し、
中に入ってみた。
…………
入口の広さは
俺ぐらいの体格で
ぎりぎり通れるぐらいの大きさである。
そのため、
俺が探索していて
後ろから大きい生物に追いかけられるとか
そういうことは無いだろう。
少し入ってすぐの大広間を探索していると、
奥へと続く道を見つけた。
俺は警戒しながら進んでいく。
すると、
次は小部屋のような広さの場所に出た。
そこは奥に分かれ道があり、
その奥にもまだまだこのダンジョンは
続いていそうだった。
俺は無闇に進むのはまずいと考え
ここの小部屋(仮)を仮拠点とし、
このダンジョンの攻略をする事にした。
すいません!
最近ものすごく忙しくて
なかなか投稿出来ないです。