プロローグ
主人公の性格を追加しました。
それにより、モデルになった人とは人物像が、かけ離れました…
ちょっとクセがあるキャラにしたかったのですよ!
ある日の放課後、
俺は家に帰ろうと、自分の席を立った。
俺の名前は望月司、成績は中の中。顔は普通。
友達も普通にいる、
どこにでも居る高校生だ。
普通じゃない点と言ったら……
性格に問題があると言われたことがあるぐらいだろうか。
どこが問題なのか、
自分じゃ全く分からないが。
それを除けば至って普通……まあ言ってしまえばMOBキャラ?のようなやつだと自覚している。
友人にもドラ○エで言うところの村人Bみたいだなと言われたことがあるぐらいだ。
でも、別に特徴がなくたって落ち込んだりはしていない。
そんなのどうだっていいからな。
「おい司、一緒に帰ろうぜ!」
「え?」
こいつの名前は田中祐児、俺のことを村人B呼ばわりしたやつだ。
金髪だから入学早々不良だと勘違いされたが、
実は地毛だ。
前に引っ張って見たが、
残念な事にズレなかった。
外見はチャラチャラしてるように見えるが、中身は多分いいやつだ。
それはそうと、
確かこいつは今日の放課後に、
再テストを受けろ!
と、先生からキツく言われていたはずだ。
「なんかものすごく嫌なこと考えてないか?司クーン…」
「お前……この間のテストの再テストは?」
「その事を口に出すんじゃない!頭がおかしくなりそうだァァァ!」
「やっぱり逃げようとしてたか。」
実はこの祐児、
この前のテストを全教科0点をとった生きた伝説なのだ。
その証拠に「0」と書かれたテスト用紙を、
俺に泣きながら見せてきた。
悪ふざけでとっているならまだしも、
真面目に授業を受けて、その点数をとっているのだから、
教科の先生もそれを聞いた時、
口を開けたままフリーズしていた。
ドォォン!!
突如教室の前方のドアが爆破された様に開いた。
「田中ァァァ!何してる!!」
「ヒィィッッ!!」
ガシッッ!!
田中は教科の先生に頭を掴まれた。
「司ァァァ!俺が拷問から帰って来るまで待っててくれぇぇー!」
そう言い残し、
祐児は先生に頭ごと教室から持ってかれた。
「さーてどうすっかな…」
奴の再テストが終わるまでの間、
俺は大人しく教室で待つことにした。
徹夜したせいで超がつくほど眠かったので、
自分の席に座り、机に突っ伏して寝る事にした。
「ふぁ~この位置最高〜」
日当たりよし。風通しよし。
自分の席の位置を幸運に思いながら、
俺は永遠の眠りについた……
いやつかねぇよ……
――――――――――――――――――――――
「――さ―ん!起――――さい!」
……
「―かささん!起き―ください!」
誰かの声がする。透き通った綺麗な声だ。
「司さん!起きてください!」
「はひぃぃ!?」
耳元で大声だすなよ!びっくりしたー!
「やっと起きてくれましたか…」
「全く…誰だ俺を起こしたのは!?
……ッ!!ストップ!!」
「???」
俺はこの状況を全くもって理解出来ていなかった。
理由は3つ。
まず1つ目、目の前の真っ白のワンピース着てる美女は誰よ?
「あのー?司さん?」
2つ目、俺が教室で眠くて寝てたのは分かるけど、ここ教室じゃなくね?
「おーい?司さーん…」
そして3つ目…これが一番謎でビックリしてる。
……なんで俺の体がないの?
よし。
これ絶対夢だ。うん、そうに違いない。
とりあえず目の前の美女に声をかけてみよう。
「あのー…」
「やっと反応した…まず最初に、ここは天界で私は神です!」
「へ?」
コノヒトナニイッテルノ?
チョットナニイッテルカワカラナイ。
はあ…まあ夢だしいっk…
「ちなみに夢じゃないですよ?」
「へ?」
え?普通夢の中で、
「ユメジャナイヨ」って主張する人が出てくるのか?
しかも、なんでこの人俺の思考を読めてr...
まてまて…とりあえず落ち着こう。
…………
よし、仮に現実だったとしよう。
ここは天界で、
目の前にいるのが神様だとしよう。
それでだよ、
なんで俺の体ないの?
「それはあなたが地球で死んでしまったからですよ」
「は!?」
はい、俺の頭に衝撃走ったァァァ!!…
って俺頭ないんだっけ。
そんなことはどうでもいいわ!
なんかすごいこと言ってやがりましたよね?
死んだ?
…俺が?なんで?
「それは…ですね…」
ゴクリ…
「ミスで司さんの生命スイッチ、切ってしまいました!」
いやぁ……それにしても主人公の思考がギャグ寄りになってしまうなーと思っております。私としては普通に書いているつもりなんですけどね…(笑)
あ、心配しないでくださいね?進化の要素はちゃんと入れますよ。だってタイトル詐欺になってしまうし、私が書きたいのそれだし。まあ、たとえ思考がギャグ寄りになってしまっていても、話はゆっくりと進みますのでご容赦ください!