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第4話

短いです。

今、隅っこから顔を半分出して見ている、元悪役令嬢現在小動物令嬢ラナです。危険な人達のようですので聞いてみます。


「い、いじめる?」


ポーズを決めてちょっと涙をポロリと零しました。


「「「……」」」


狼狽えてる姿が見えます。でも、負けません。


「いじめる?」


首を傾げて指を頬につけて、涙を滲ませポーズを決めて聞きました。


「うおっ!これ誰だ!」


「似てるが別人じゃないのか?」


「違うぞ!フレデリック!あの令嬢は人違いだろう!」


三人がそれぞれ言っていますが、よほど、記憶を失くす前の私が何かしたみたいです。覚えてない、小動物令嬢は無言を守ります。総スルーです。


「間違いなく本人だよ。ただし記憶のないね」


王子様が説明してます。人違いと言われるほど今とは違うようです。


「本当にか?あの、高笑いしてた令嬢か?」


え?高笑い!嘘!無理です、今の私にはできません。


「まさか!信じられない!私が一番よ!おーほっほっほーっ!て何時も言ってたあの令嬢なのか?」


嫌ーっ!そんな恥ずかし事してたの!……穴に入りたい、本当に小動物になって冬眠でもしてたい!


「ランティスの、妹だから黙っていたが酷かったぞ」


お兄様、ご迷惑かけました。やっぱりこれからは隅っこで、生きていきます。旅に出ます、探さないでください。



「くくく、あんまり言うから隅っこに隠れたよ。今の彼女は、前とは別人になったから、いじめないでくれないか」


王子に笑われました。隅っこから、出なくていいですか?しばらくは、ポケットに常備してる非常食がありますから大丈夫です。


「いじめてないだろ!出てこいよ!」


もこみ◯似の人に怒鳴られました。小動物令嬢は怖がりです。隅っこ、隅っこ居心地いいな。はー安心。


「ダメみたいだね。アルディー、怒鳴ると益々出てこないよ。仕方ないね、出て来て椅子に座らないと本当に乗せるよ」


ひっ!王子様のバカ、嫌ああああああーっ!素早く椅子の隅っこに座り、丸まってぷるぷるえてます。こ、怖いよーっ!もちろん、自分の姿を隠すため椅子のカバーの中に入ったのは、小動物令嬢の本能だと思います。







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