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第24話

隙間時間に投稿しました。更新が遅くてごめんなさいm(_ _)m。すいません!感想返信が遅れると思います。

次回は来月下旬に予定してます。

アル様に抱き締められて気絶した後、牢の中から全速力で小部屋に連れ戻されて、治療を受けている小動物令嬢ラナです。

死ぬかと思いました。息が出来ないと苦しいですね、男の人の力の強さに、自分が小動物だと改めて思いました。

別な意味で死にそこなって、治癒され意識が戻った時に、アル様に速効謝られました。


「ラナ!すまない。本当に無事なのか、夢ではないのか確かめてしまった」


確かに、意識が無くなりましたが怪我はないのでセーフです。小部屋から脱走して、誘拐された自業自得小動物令嬢です。

えーと、言うと怒られるかなぁ〜、ごめんなさい!牢の中で、呑気にお菓子食べてました〜!


「心配かけてごめんなさい。助けてくれてありがとう」


私は小動物、小動物、と唱えながら、可愛く首を傾げて、ごまかします。脱走した事うやむやにできるかな?


「はーっ、君が無事で良かった。聞いてもいいか?犯人の顔は見たのか?」


「ラナ様、覚えてらしたら教えてください」


アル様と側近の1人に聞かれました。ごめんなさい、覚えてないです。気が付いたら牢の中でした。私のぽやぽやな頭の中は、残念ながらお菓子で埋まってます。王都1番の店、2番、3番の、アル様お勧めのお菓子情報がぐるぐるしてますね。小さな脳で覚えるの無理でした。


「ごめんなさい、見ていません」


下を向いてそう言うと、私が怖がっていると、勘違いしたアル様に抱き上げられました。頭をよしよしと撫でられたり、頬ずりされてたり、ペット対応されてます。

でも、髭が地味に痛いです。朝はいいけど、夕方は伸びてますよ〜。


「ラナ、怖かったろう?無理に思い出す必要はない」


アル様に、やっぱり言えません!クマなおじさんが居ましたし、備蓄していたお菓子もあったので、のんびりしてましたー!なんて!


「しかし、殿下犯人は見つけなければいけません。この王城で、不埒な事をしでかす者を放っておけません」


協力できないですが、頑張ってくださいねー。小動物令嬢の私には無理ですから、お願いします。

そう言えば、クマなおじさんは大丈夫ですか?アル様に聞いてみないと!


「アル様、私と一緒にいたバンデットさんはどこに居ますか?」


「ん?バンデット?それは誰だ!」


!!アル様には大きかったクマなおじさんが見えてない!……私が心配させたから?

バンデットさんが悪い人でないと教えないと!


「牢の中で友達になりました」


ん、もう友達だよね。お菓子を仲良く食べたもの。


「友達?ラナだけ見てたから、他は気がつかなかったが。牢の中にそんな人物が居たのか?知っているか?」


横にいる側近に、アル様が聞いてます。えーとえーと、私のすぐ側に居ましたよね。


「今、取り調べております。事情がわかり次第、ここに来る様になっています」


側近の言葉を聞いていた、アル様の顔がどんどん険しくなっていきます。その顔、怖いですよー!


「……重大な事に気が付いた、まさか!名前からして、一緒に居たのは男なのか⁉︎」


こちらを向いて、大きな声で聞かれた私は速攻で答えました。


「クマなおじさんです!あ!バンデットさんです」


「ク、クマ⁉︎人じゃないのか?」


「人です。でも、クマなおじさんです」


バンデットさん無事ですか?

心配していたラナは知りませんでしたが、別の場所で事情を聞いていた殿下の騎士達が、バンデットさんの正体を知って、驚いてこの執務室に向かっていました。


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