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第2話

時間がある内に短いですが更新です。

今ピンチの元悪役令嬢、現小動物令嬢ラナです。王子様です、無茶な事を平気で言う人です。さっきは、言う事を訊かないと膝乗せとは!拷問です。硬い男の人の膝に乗って誰得なんですか?気持ち良くも無いのに。その上、イケメンの上に皇太子にも決まってる。近付きたくない。小動物令嬢として断固拒否させて下さい


「ラナ、お茶は美味しいだろう。フラウの入れる物が一番美味しいのさ」


聞かれたので、椅子の隅っこに座って首を縦にこくこく振ります。隅っこが安心しますね〜。和むわ〜。


「……」


「ラナ様、お菓子など召し上がりませんか?どうぞ」


進められたが、今は食べられない。緊張感あふれる時食べても、味が分からないのでお菓子に失礼です。首を横に振って食べないと伝えます。でも、手には素早くお菓子をつかんで持ってますよ。小動物令嬢は、非常食のお菓子を溜め込むのは好きですから。


「はーっ、ラナ君は喋る事を忘れたみたいだね」


ため息ですか?呆れられてもこの世界の記憶ありませんから!それに、喋るとボロが出ます。小動物な私は太刀打ちできません。今も、王子様というモンスター並みの人が居ますから!貴方の事ですよ!頼むからこれ以上増えないでください。意地悪言われそうですのでひと言。


「いじめる?」


ポーズを決めて、一応聞いてみました。可愛く見えれば、隙が出来て逃げやすいと聞きました。逃げる気満々です。


「いじめないよ、だから警戒するのはやめて貰えないか?」


そう言われても、怖いものは怖い!土下座しますから、近付かないでください。小動物令嬢は人が近付くと逃げたくなる症状がでます。本能だと思いますので諦めてください。やっぱり私は、隅っこがいいです。椅子の陰に隠れた方が安心出来ます。陰に隠れてお菓子を頂きます。


「まだ、無理か?彼が来る前にもう少しましにしたかったんだが」


彼?変な事を王子様が言ってます。増殖するんですか!嫌な予感が小動物令嬢センサーにビンビン響いて来ます。ぷるぷる震えていました。

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