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第13話

ぼちぼち更新です。

 アルフォンス殿下の執務室に住んでる、悪役令嬢から程遠くなった小動物令嬢ラナです。

 快適生活を、させてもらってます。お願いしたので、お父様とお兄様に連絡を取ってもらえる事に成りました。


「ラナ、君の父上に連絡しておいた。そうそう此処に来て下さるだろう」


 連絡済み!早く会いたいです。でも、お仕事忙しそうでしたけれど来れるの?

 記憶はありませんが、私を気づかってくれる家族です。


「お父様達、忙しそうだけど来れるの?」


 色々あって危ないから、私はランドラングの王城に居たのに、森捨てにあって今はアル様の執務室に生息しています。お父様達驚くかな?あの怖いドリルの姫様?には2度と会いたくない。


「ラナの事を話すと、直ぐ来ると返信して来たから大丈夫だろう」


 ダメな私に優しい人達だから嬉しい。だいぶ、この快適な暮らしに慣れて来ました。


「ありがとうアル様、早く会いたいです」


 ここの暮らしは悪くないです。偶に、変な令嬢が出没するくらいです。


「お兄様!お嫁さんを部屋に飼ってると聞いたけれど本当ですの!」


 扉を乱暴に開けて美少女が入って来ました。お兄様?女版アル様です。やっぱり私、小動物の様です。

ズバッと美少女に言われました。…飼ってる…飼ってる〜ああ!頭の中でこだまのように響いてます。


「騒がしくするのはやめなさい。ラナが驚くだろう」


 アル様に妹さんが詰め寄っています。アル様お嫁さんいたんですね。

 イケメンですので、いっぱい居てもおかしくないです。


 やっぱり昼ドラみたいに、ドロドロの愛憎劇が繰り広げられるのかな?

 西洋風な、異世界だから後宮に何十人もいるよね。


「お兄様がいけないのですわ!私の、お姉様になる方に1度も合わせてくださらないのですもの!」


 美少女が怒ると迫力あります。こちらに気が付きました。

 目を丸くして見られています。さっと隅にある自分の小部屋に隠れました。


「ミリアリアが騒ぐからラナが怖がって隠れてしまった」


 アル様、怖いので隠れたままでいいですか?

 小部屋の中にまで入って来ませんよね。

 鍵掛けました。小窓から少し顔を出して見てます。


「私は怖くありませんわ!出てきなさい」


「い、いじめる?」


 弱い小動物令嬢ですので聞くのは忘れません。


「いじめませんわ!」


 そう言って美少女が、小窓に美味しそうなお菓子の袋を差し出してます。プラプラお菓子揺れてます。食べて〜!と言ってます。お菓子は正義です、美味しい物に罪はないです。

小窓を開けてもらうと、食べた事のない種類だったのですぐ食べました。美味しい!ぽりぽり食べてる姿をアル様と美少女が楽しそうに眺めていたのには気が付きませんでした。





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