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二つの心、一つの体。 ※休載中  作者: 公(ハム)
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落ちこぼれ

17時。

普通の学生なら部活やら下校やらしていると思う。

しかし、俺はこの時間に登校しなければいけない。


定時制。


仕事や中学の時に学校に通えなかった人の為の学校。

特に理由もない俺が何故この制度の学校に通っているかというと、

俺が落ちこぼれだからだ。

普通に過ごしてきたこの15年間。

勉強をさぼりがちだった俺は、中3の冬、進路に困った。

当然のことだ。

目指していた高校は俺の学力では難しかった。

また、そのときの担任の先生も専修学校にいけと推してきた。


そのときの俺に私立という選択肢も無かった。

だって落ちてるんだから...

私立受験、俺は半端な勉強しかしないで受けにいった。

もちろん落ちた。

そのあとの公立受験。

これは頑張った。死ぬほど勉強した。

が、『頑張り』と『結果』は同じじゃない。

『頑張り』は『結果』の仮定に過ぎない...

つまり、落ちた。


もう、後がないってところで『定時制』の高校を進められた。

諦めかけていた俺には「はい」としか言えなっかた。

で、受かった。理由は簡単。

定員割れ。

その高校が募集した人数に達しなかった。

つまり、よっぽど酷いことをしない限り落ちない。

だから入れた。


俺は、中学も毎日行ってたし、特に不便もなかった。

はじめっから勉強なりなんなりしてたらこんなことにはならなかった。

でも、しなっかた。

『出来ない』じゃなくて『やらなかった』。

つまり、この進路をとったのは親でも先生でもなく、俺だ。


でも、過ぎたことを言っても仕方ない。

俺は、この『定時制』で基礎から学ぶことにした。

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