あなたがいてくれたから。
夢の中でしか
触れられない温度
それでも確かに
ここにあるって思いたい
「私だけの存在でいたい」
繰り返す夜に
祈るみたいに言ってた
ふたり分け合う
小さな呼吸
名前を呼んでくれる声が
この胸の迷いを
優しく包むから
風になる
どうか
あなたの瞳に咲いていたい
誰とも似ていなくていい
私のままで
そっと―― 世界に溶けてゆけたなら
見失いそうな日々もあるよね
すれ違うたび
傷が増えても 信じたい
“愛してる” の言葉 嘘じゃなかったと
ねぇ 終わりじゃない
静かな夜にこぼれた涙は
消えてゆくためじゃなく
明日を選ぶためだった
あなたが手を離さないでくれたから
初めて思えた
忘れたフリしてた願い
あなたといると
また揺れ始める
素直な心
まだここにあると
そっと打ち明けよう