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はせのエッセイ

学生だからと舐められて、詐欺にあった話。

作者: はせ

こんにちは、はせです!

最近暑いですね〜!


私の住んでいる所でも、猛暑日が記録されるくらい暑い日が続いています。もう暑くて溶けそうです...。そんな私は倒れるようにしてコンビニに入ります。

冷房のきいた店内で涼みつつ、帰った家で食べるアイスを求め、すぐさまアイスコーナーへ。

ショーケース越しに見えるアイスはどれも輝いて見えます!その中から価格の安い庶民の味方「ガリガリ君」の梨味を2個購入し、レジに並びます。


アイスを食べるということでテンションがあがっていた私は、ルンルン気分でスマホをいじっていると、「次の方どうぞ〜」と言われたので、そちらへ向かいました。


レジの方は大学生くらいの男性で、前髪が目に少しかかっているような人でした。

エコバックを忘れてしまった私は、渋々「アイスのスプーンとレジ袋をつけてください」と頼みます。それに対し、店員さんは「はい」と返事をし、「153円です」と言いました。

私はちょうど153円を持っておらず、1053円を払いました。

そして私がスマホを操作していると、なにやら男性店員がレジ袋を準備し始め、袋に入れると、


「商品です。ありがとうございました」と言われました。

レジ袋を受け取ろうとしたその瞬間、「あれ?」と違和感を感じました。その違和感の正体は、

「すみません、お釣りを受け取っていないのですけど」


そう、お釣りです。

お小遣いを使いすぎてしまい、いつも金欠の私にとって、900円のお釣りは命と同じくらい大切です。その900円が財布に入っていない。このことに私は気づいたのです。

スマホに夢中になってお釣りを忘れてしまうところだったと、危なかったと思いつつ、店員さんを見ると、



何やら、不気味な笑顔を浮かべていたのです。

そして、

「あ、お釣りですね♪こちら900円のお釣りとレシートになります」と言って、なにか企んでいそうな笑顔でお釣りを渡してきたのです!


その瞬間、私は思いました。

「私にお釣りを払う気がなかった...?」

と少し店員さんを疑いました。

お釣りを要求したときの不気味な笑顔が、どうしても普通にお釣りを忘れた人の顔ではないと感じたので。


まぁ気のせいだろうと思いつつ、家に帰ってアイスを食べました。

すると、

「当たった!」

なんとガリガリ君が当たったのです!

確率は2~3%と言われているガリガリ君が!


店員さんの不気味な笑顔なんて、この喜びで忘れ去りました!

「今度、交換しよう!」

そう思い、よく洗ってビニール袋に入れ、カバンの中に入れておきました。




そのまま、数日が経過したある日のこと、

母から「今夜は仕事が遅くなって夕食を作れないと思うから、1000円でお弁当を買ってきて!」とメッセージを貰ったので、いつものコンビニに行きます。

夜の時間帯は、売れ残りの商品が割引されているので、普通にスーパーで購入するよりも安く買えることがあります。そして、アイスの当り棒を交換できると思ったことも、コンビニに行く理由の一つでした。


しかし...ここで事件は起きるのです。


50%OFFのお弁当とガリガリ君梨味を手に持ち、夜遅くのコンビニのレジに並びます。その時は、イヤホンで音楽を聞いていたので、周りの音があまり聞こえませんでしたが、奥の店員さんが「こちらのレジへどうぞ」と言ったのが聞こえたので、そちらへ向かいます。

そして特に店員さんを気にすることもなく、レジに商品を置きます。


店員:「ポイントカードはお持ちですか?」

はせ:「はい」

店員:「レジ袋は有料ですがいりますか?」

はせ:「結構です」

店員:「お箸はつけますか?」

はせ:「大丈夫です」


そんな感じでお金を出します。

この前、祖母から貰った"大切な"5000円を財布から取り出すと、それを店員さんが受け取り、レジに入れます。

そして店員さんはこう言ったのです。



「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしております♪」

私は耳を疑いました。

音楽を聞いていましたが、間違いなくその言葉を口にしました。

思わず店員さんの顔を見ると、




...この前の店員だ。



そう、私のレジを担当していたのは、詐欺未遂容疑の店員さんだったのです。(まじで悪意のないことだったなら本当に申し訳ないです)



より一層不気味な笑顔を浮かべ、店員さんはにっこりと私のことを見てきました。

私は怒り混じりの声で言います。


「お釣りをいただけないでしょうか」と。

すると、

「あ、忘れてました♪こちらお釣りです!ありがとうございました!」

と満面の笑みで言ってきました。



私は深く深呼吸をし、冷静になります。そして、お弁当を置いてあるレンジで15秒温めていると、横にいたもう一人のレジ店員との話声が聞こえてきました。


「あの学生、音楽聞いてるのに、よくお釣りがあるって気づいたな」

「まじそれな。普通に俺たちの今日の給料分くらい貰えそうだったのになぁ」

とコソコソと囁き合っていたのです。



怒りのあまり、何か店員さんに言ってやろうかと思いましたが、面倒事に巻き込まれるのは嫌なので、踏みとどまり、こうして愚痴をエッセイに書いていますw



あの...いくら学生だからといって、舐められすぎじゃないですか?

確かに、スマホ見てたり音楽を聞いていたのは事実ですし、お釣りを忘れそうになっていた自分がいたのも事実です。しかし、お釣りを意図的に誤魔化すのって窃盗と同じことでしょう?

犯罪を2回もしようとしたその男性と、横にいて一緒に笑っている友達とみられる男性が許せない。

そんな出来事でした。

読んでいただき、ありがとうございました!

「やばっ!」と思った方は、評価よろしくお願いします!



ちなみにアイスの当り棒交換し忘れましたw

もうそのコンビニに行きたくないので、大切にとっておきますねw

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― 新着の感想 ―
[良い点] 怖すぎます。 被害に合わなくて良かったです。 それにしてもこれは、警察に通報した方が良かった案件では?
[一言]  本部に通報してください。  これは明らかな背信行為で、もしかしたら詐欺行為になりますので。  バイトテロの可能性もありますが、監視カメラもあるので立証は可能なはずです。  ちなみに私は、コ…
[一言] 音楽聞きながら気づきなんてすごいですね!私だったらそのままもらい損ねてそうです…
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