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第66話 VS堕ちた神③

 空っぽになった体に神正氣が湧き上がるのを感じる。天道から僕に流れているようだ。脱力感がなくなりゆっくりと立ち上がる。"堕ちた神"の方を見ればケガレが荒ぶっていた。相当おかんむりなようだ。


「困ッテイル……様子ダナ……」


「やるじゃないか小僧。見直したよ」


 後ろから声を掛けられハッとして振り向けばそこには古の神とハクダ様がいた。上半身だけだった古の神は下半身が生えておりその肩にはミミズくらいのハクダ様が乗っていた。お二人共すでに満身創痍のはずだがなぜこんな危ない所に来たのだろう。鷹司たかし君はいないみたいだけど……。


「ど、どうしてここに……? 鷹司君は?」


「あの小僧は置いてきたよ。随分と来たがっていたけどね」


「我ラハ御身おんみヲ助ケニ来タ」


「え……でも……」


 古の神は下半身こそ生えているもののすでにボロボロなのは雰囲気から分かるし、ハクダ様は依然としてマイクロなままだ。正直二人とも戦力としてはカウントできない。鷹司君を置いてきたのはナイス判断だが二人も同じようなものだ。


「助けに来てくれたのは嬉しいですけど、ここは僕に任せて下さい」


「そうは言っても時間がないよ。お前一人では奴に勝てない」


「しかし……」


「我ラノコトナラ、気ニスルナ……。御身おんみガ負ケレバ、ドノ道、ミナ死ヌ。我ラノ命モツカエ……」


「そういうことだ」


 二柱の神は僕をまっすぐ見据えた。覚悟は決まってるらしい。僕は天道を見た。もう半分くらいの大きさまで縮んでいる。すでに虫の息である二人にはもう戦ってほしくなかったけど、新米の神がベテランの神達に気を使うというのもおこがましいのかもしれない。正直助けが必要だったからここは甘えてしまおう。


「すみません、お願いします。僕が不甲斐ないばかりにお二人の手を煩わせてしまって……」


 ハクダ様の表情が緩んだ。初めて見るとても優しい顔。


「お前は不甲斐なくないよ。むしろ素晴らしい働きをしているよ」


 ハクダ様の皮肉なしのお褒めの言葉に戸惑ってしまう。


「……」


「奴と戦った千年前は神々と人間、妖かしまで含めた連合軍で多大な犠牲を出しながらどうにかこうにか勝てたんだ。灼然しゃくねんが長い間、入念に準備をし策をいくつも設けて最後は自らが死んだ上でだ。それをお前は自身の眷属とたった二人で奴を追い込んでいる。驚いたよ。誇っていい」


「……ありがとうございます」


「お褒めに預かり光栄です」


 まさかハクダ様からねぎらいの言葉を貰えるだなんて。ちょっとうるっときた。だけど泣くのはまだ早い。“堕ちた神”をまだ倒せていないんだから。


「お二人にお願いがあります! “堕ちた神”を倒すためには膨大な神正氣が必要です。奴を倒すのに十分な量を溜めるまで時間稼ぎをお願いします」


 僕の神正氣は天道から供給されている。一時はすっからかんになったが今は大分回復した。これなら“堕ちた神”を倒すのに必要な量を溜め込める。


「よし、任せろ」


 ハクダ様がそう言った。古の神は静かに頷くと、右手から剣を召喚した。剣の刀身はケガレに侵され黒ずんでいた。


「コレハ、我ガ身ノ一部。奈落ニ長イ間イタタメ、ケガレニむしばまマレタ。御身ノ力デ、コノ剣ヲ浄メテクレマイカ。サスレバ、我ガ一時、奴ヲ足止メシテミセヨウ」


 僕は頷き古の神から剣を受け取ると、両手で柄を握り神正氣を注ぎ込んだ。剣に纏わりついていた黒いケガレが悲鳴を上げるように霧散していく。刀身は本来の色を取り戻し、深い森の湖面を思わせる美しいエメラルドグリーンの輝きを放った。剣そのものが、一つの神域のような清浄な氣を纏っている。


「ほう……」


「アア……マタ、コノ姿ヲ見ラレル、日ガクルトハ……」


 古の神は鮮やかな緑の刀身を愛おしそうに撫でた。


「私にも少し分けてくれないか? この姿だといまいち力が発揮できないものでね」


 僕は神正氣をハクダ様に向かって放った。ミミズのようだった体は光に包まれ、瞬く間に巨大化していく。最終的に、全長10メートルはあろうかという巨大なアナコンダくらいの大きさになった。元の大きさには全く足りないが威厳は十分だろう。


「私ガ奴ヲ足止メスル。蛇神ハ若キ神ヲ守レ……」


「お前一人で大丈夫かい?」


「恐ラクナ……」


「では任せたよ。私は実を言うと戦闘が苦手だからねえ」


「承知」


 “堕ちた神”の気配が近づいてくる。凄まじい怒気を孕んだケガレが僕に向けられた。どうやら天道を壊すよりも僕を直接殺したいみたいだ。そっちの方が都合はいいけど、あの激怒っぷりはちょっとすくんでしまうな。


「デハ、健闘ヲイノル……」


 古の神はエメラルドの剣を構え、大地を蹴った。僕達はオシラキマンの移動術によって天道のすぐ真下まで来た。本当はもっと離れたかったけど、“堕ちた神”の気が変わり天道を攻撃したら大変だからここで守ろう。僕は精神を統一すると神正氣を練り始めた。


 眼下では古の神と“堕ちた神”が激しくぶつかり合う。緑の閃光が漆黒のケガレを斬り裂いた。どんどん高濃度のケガレが浄化されていく。


「おお!」


 思わず声が漏れた。古の神と“堕ちた神”の地力の差は歴然としているので正直かなり厳しいだろうと予想していたが、思ったよりも善戦している。あの緑の剣からとても純度の高い神正氣を感じる。僕の神正氣と同様にケガレに対してめっぽう強いようだ。これなら大分時間を稼いでくれるのではないだろうか。


 これで集中できる。そう思っていたが“堕ちた神”はそんなに甘くなかった。下から何十本もの暗黒オーラを纏ったナタが飛んできた。ハクダ様が僕を守るように体全部がすっぽり埋まるように巻き付いてきた。


「オシラキマン、頼むよ。なるべく天道から離れないでね」


「仰せのままに」


 オシラキマンが移動術を発動させた。移った先は天道から数百メートル離れた場所。ナタはブーメランのように軌道を変え、こちらにやってくる。やっぱり天道よりも僕が狙いのようだ。


「こちらに引き寄せるまでもなかったね。執念深いのは昔のままだ」


 ナタの群れは高速で回転しながら一直線に飛んできた。オシラキマンはギリギリまで引き付けて、今度は反対側に移動した。遠くの空でナタは旋回するとまたこちらに照準を定め向かってきた。しかし今度は全てではなく一部のナタだけだ。他はあちこちに散らばってその場に留まっている。


「頭のいいナタだね」


「遠くへ逃げることってできますか?」


「離れすぎると万が一に対処できないよ。奴の力は強力だし私もこんな小さいままだ。あまり遠くに行けばあのナタ達と強力な縁は結べない」


「どの辺りまでが限界ですか?」


「あの辺までだね」


 ハクダ様の視線の先には白いウニョウニョした何かがいた。白い蛇のホログラムだ。距離は大体500メートルくらいだろうか。思ったよりも近いな。


「オシラキマン、大変だろうけど頑張ってくれる?」


「勿論、ムッシュの頼みなら何でも叶えてみせるよ。任せ給え」


 3本のナタが僕達を襲った。これをオシラキマンの移動術で華麗に避ける。移動した先には近辺にいくつかナタがあり、それらがまた僕達を襲った。またテレポートでかわす。次に移った場所でもナタが僕達を囲み飛んでくる。そしてまた影に飲み込まれテレポート。


 そんなことを何回も何十回も繰り返した。高速で向かってくる暗黒オーラを纏ったナタに一度も触れることなく避けてくれた。オシラキマンは懸命に僕を守ってくれた。彼の移動術がなければ、僕は神正氣を溜めるどころではなかっただろう。何度も何度も影から影へと跳び、回転ノコギリのようなナタの群れを避け続ける。


 何分経っただろうか、オシラキマンの動きが鈍くなり彼が疲労しているのが伝わってきた。この移動術もそれなりに力を使うようだ。“堕ちた神”を倒すのに必要な神正氣は半分ほど溜まった。オシラキマン、あと少し頑張ってくれ……。


 しかしそんな僕の願いも虚しく遂にその時が来てしまった。次に移動した先にナタが待ち構えていた。ナタはオシラキマンの移動先のパターンを学習し、疲労で鈍くなった彼の思考を読んでいた。オシラキマンの背中を斬りつける。


「オシラキマン!」


 次々にナタがオシラキマンを斬り彼はバラバラにされてしまった。


「ムッシュ……すまない……」


 彼の千々に裂かれた体は平べったく影のようになって下へ落ちていった。


「オシラキマン!!」


「小僧! 体を出すな!」


 ハクダ様の体の隙間から手を伸ばしたが、ギュッと巻きつけられ奥に押し込まれてしまった。隙間から光が漏れ出ないほど厳重に守られる。直後に肉を斬り裂く音とハクダ様の短いうめき声が聞こえた。


 肉にナタが深く食い込む不快な音が四方八方から聞こえてくる。隙間から光が漏れた。僕を守ってくれた力強く長い胴体が解ける。ハクダ様の体には幾つもの深い切り傷があり皮一枚で繋がっている状態だ。ハクダ様はもはや意識はないようで落下してしまった。


「ハクダ様!」


 叫んだ直後に後ろからおぞましいケガレを感じた。僕は咄嗟に振り返るとそこには“堕ちた神”がいた。殺意と怒りを湛えた黒い瞳が僕を射抜いた。次の瞬間、頬から脳天へ強い衝撃が貫く。僕の体は一直線に下降し地面に叩きつけられた。


 ホコリまみれになった体をすぐに起こす。視界に入ったのは中程から折れ光を失った緑の剣と、左腕と胸から下がバッサリ無くなった古の神。ピクリとも動かず生きているのか死んでいるのか分からない。


 “堕ちた神”が僕の目の前に降り立つ。僕を見る瞳は虫けらを見下すように冷酷だった。僕は走って逃げた。神正氣は天道からどんどん流れてくるが、まだ“堕ちた神”を倒せるほどではない。オシラキマンやハクダ様、古の神が身を挺して作ってくれた時間で溜めた神正氣を無駄にできない。


 灰だらけの死の森を必死に駆け抜ける。突然、僕の前に黒い影が現れたかと思うと顔をぶん殴られた。後ろに勢いよく転がる。立ち上がる間もなく僕をケガレが襲った。ヘドロのようにネバネバと不快感がマックスだ。どうやらケガレ玉の中に取り込まれてしまったようで、体が痛みに軋み脳にあらゆる負の感情が流れてくる。


 今の僕は防御力も攻撃力も脆弱だ。全ての力は“堕ちた神”を倒すために体の中に留めているため、ケガレに対してほとんど抵抗を持たない。体も心も蝕まれるがこの神正氣だけは死守しなければならない。


 喪服の女は腕を僕の方に伸ばすと人差し指を向けた。青白い指が伸びて僕の腹部を貫く。指が収縮して僕の体を“堕ちた神”に引き寄せた。“堕ちた神”は反対の手で僕の首を掴むとギリギリと指を食い込ませ、首が折れそうなくらい強く握った。


「うっ……」


 喪服の女は死の世界に繋がっていそうな黒い目で僕を睨む。


「何なのだ、お前は?」


 喪服の女が初めて口を利いた。その声は僕の耳に入ると内側から蝕もうと体中を駆け巡る。濃密な死が体の中に侵入してくる錯覚を覚えた。声を発しただけで一級の呪いをかけられるとは恐れ入った。呪いの神は伊達じゃないな。僕は体の中のケガレを必死に打ち消すと、閉まる気道を無理やりこじ開けた。


「あなたを……倒す、者です……」


「……」


 より一層力が強くなる。本当に首が折れそうだ。“堕ちた神”は指を抜くと手にケガレでできた大ナタを具現化した。もう会話をする気はないようだ。僕にトドメを刺す気だ。アレで斬られたらケガレ抵抗がゼロに近い今の僕は確実に死ぬだろう。


 くそ……あとちょっと、あとちょっとなのに。


 ここで溜めた神正氣を使ってしまうか? しかしそれでは絶対に勝てない。最強のEX(エクストラ)神術を“堕ちた神”に叩き込むにはまだ神正氣が足りない。喪服の女がナタを構えた。ここで死ぬわけにはいかない。仕方がない……一か八か溜めた神正氣を全て開放してしまおう。


 そう思ったとき、“堕ちた神”の後ろからヒラヒラと黒い蝶が飛んできた。蝶は喪服の女の肩に止まると爆発した。


「野丸様! 助けに来ましたぞ!」


 聞き覚えのある声と共に、何人もの人影が現れた。呪須津じゅずつ家の面々だ。当主の呪須津屎泥処(しでいしょ)さんを筆頭に那蛾なぎさん他、呪須津家一同が勢揃いしていた。


「おのれジンカイ様の敵め! 野丸様を離せ! いいか皆の者!!」


 ギョロ目の当主が号令を出すと呪須津家の皆さんは一斉に攻撃した。


毒蛇牙閃どくじゃがせん!」

蝎尾穿心がつびせんしん!」

群鼠奔襲ぐんそほんしゅう!」

蛭縛瘴陣しばくしょうじん!」

蛞蝓腐蝕かつゆうふしょく!」

蠱蝶鬼蛾こちょうきが!」


 それぞれが術を行使して攻撃を仕掛ける。しかし“堕ちた神”は呪須津家の猛攻を全くものともしなかった。彼らの周りにはいつのまにか薄い霧状のケガレが伸びていて、それに触れた呪須津じゅずつ家の人たちは急に苦しみだしてその場に倒れた。


 喪服の女は呪須津家を一切見ていなかった。動きを止めていたのはほんの数秒。何事もなかったかのようにナタを振るおうとする。そのとき、“堕ちた神”の背後から千代さんが飛び込む姿が見えた。彼女は刀を上段に構え振り下ろす。


「縁雅一刀流、奥義! 『えにし断ち』! え~~~んが、ちょ!!」


 白い輝きを放つ刀身はナタの峰を打ち付けたが、小さな傷一つ付けることもできなかった。逆にナタに触れた刀身は輝きを失い錆びついてボロボロと崩れていった。


「死ね」


 “堕ちた神”がそう言うと千代さんの体が一瞬痙攣して瞳孔が広がりそのまま地に伏した。呪いの神の呪詛は僕の体も侵して心臓を止めようとする。僕は反射的に溜めた神正氣をほんの少し開放して呪いを打ち消した。今のは危なかった……。


「ち、よ……さん」


 心臓が止まっただけならまだ助けられる。しかし“堕ちた神”の拘束は強く、僕は手足をバタバタさせることしかできない。


「そこまでだ」


 僕はハッとして視線を右に向ける。数メートル先に鷹司君がいた。いけない、彼まで来てしまった。僕は何とか逃げるように声を出そうとするが、首を絞める力は強くなり言葉を発せられなかった。


 鷹司君は無謀にも“堕ちた神”に突進した。何も武器を持たず体に霊力も纏わせずただ生身で突っ込んだ。なぜそんな無茶をするのだ。喪服の女はナタを乱暴に横薙ぎにすると鷹司君の胴体が斬られ、上半身と下半身に分かれた。


「……っ!!」


 言葉が出なかった。夥しい量の返り血が僕と“堕ちた神”にふりかかる。すぐに神術を使わなければ鷹司君は死んでしまう。僕はもう我慢できず神正氣を全て開放しようとしたが、宙を舞う上半身だけの鷹司君と目が合った。


 彼の目は死んでなかった。むしろ力強い意志が宿っている。大丈夫だという声が聞こえた気がした。僕は直感的に彼を信じることにした。神術はまだ使わない。鷹司君の上半身が地面に落ちる。


 呪いの神は今度こそ僕にトドメを刺そうとしたが、それより先に鷹司君が叫んだ。


鏖鬼おうき! 何をしている! ぶち破れ!!」


 ブスリと肉を刺すような不快な音が聞こえた。


「……?」


 “堕ちた神”の左の腹から鋭利な金属が突き出ていた。その金属は刃物の先のようで2、3センチ程腹から出ている。刃物の先端に先ほど浴びた鷹司君の血が集う。いや、集うと言うより刃物が血を吸っているように思えた。僕に付着した血も周りに散らばった血も全て刃物の尖端に引き込まれる。


 あっという間に血を吸い付くすと金属は勢いよく“堕ちた神”の腹から突き出て、それが刀だということが分かった。


 "堕ちた神"が驚愕の表情を浮かべる。刀はゆっくりと右側へ移動した。喪服の女はナタを捨てると刀を掴みそれ以上進まないようにした。その雰囲気から焦りが伝わってくる。2つの力はギリギリと拮抗していた。


 僕には何が起こっているか分からなかった。でも、これはチャンスだ。僕は刀の柄を掴んだ。右側へ思い切り押し込む。こいつの腹を裂いてやる。徐々に徐々に刀は“堕ちた神”の腹を裂いていった。半ばまで来ると完全に動きが止まる。呪いの神も必死に抵抗していて僕の首をさらに強く握った。


 意識が遠のく。首が潰れそうだ。それでも負けるわけにはいかない。僕は渾身の力を振り絞った。


「あああああああああ!」


 一気に刀が動き“堕ちた神”の腹を大きく引き裂いた。直後に腹の裂け目から2つの手が出てきた。先の尖った黒い爪が喪服の女の肌に食い込み力任せに上下に傷を開いている。腹の隙間が広がり中から目が見えたかと思うと、黒い大きな塊が飛び出してきた。


 鷹司君のそばに着地したそれはどんどん体積を増やしていって、身の丈5メートルを超える大鬼になった。この鬼は鷹司君の隷属鬼れいぞくきだ。


 鏖鬼おうきはだるそうに頭を掻いて呟いた。


「ああ~~やっと出られた。ひどい目に合ったぜ」

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