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俺と恋愛シュミレーションゲーム

室松(ムロマツ) 帆高(ホタカ)

15歳 5月6日生まれ

R18恋愛シュミレーションゲーム「俺のゴミ箱はティッシュだらけ」を愛し、愛された男。

ある日突然このゲームの中に入り込んでしまった。

今は幼馴染をどう攻略するか、日々考えている。

一応言っておくが、ちゃんと幼馴染の名前は知っている。


七瀬(ナナセ) 香奈(カナ)

15歳 5月7日生まれ

帆高とは同じ病院で生まれ、同じ学校へ通い、家が真向かいという世の中の幼馴染を置いてけぼりにするぐらいの幼馴染っぷりだ。

帆高がこのゲームをやっていることを知っており、たまたま家にお邪魔したら、帆高と同じようにゲームの世界に入り込んでしまった。ちょっとこのゲームのヒロインのことを嫉妬している。

この世界を何気に楽しんでいる。


「俺のゴミ箱はティッシュだらけ」

R18恋愛シュミレーションゲーム。

なんと攻略対象が一人という、今の時代珍しいゲーム。

帆高はこのゲームに出会って以来、やらない日はないぐらい毎日やっていた。

俺の名前は室松帆高。

どこにでもいる普通の男子高校生だ。

昨日までは…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「よっし〜。今日で、このゲームクリアするぞ〜!!」


俺が今やっているのは、R-18恋愛シュミレーションゲーム「俺のゴミ箱はティッシュだらけ。」という、恋愛ゲームにしては珍しいなんと攻略対象が一人という。

今の世の中。主人公はいろんな女性に囲まれ、ハーレムでムフフな感じのラノベ、シュミゲ、アニメが流行っている。

しかし、このゲームが発売され、一途な純愛ラブコメが好きな俺にとってはこのゲームは、俺の人生を変えた。


「あとちょっとで、この子と別れちゃうのか…なんか寂しいものだな…」


長い長いこのゲームも、もう少しで終わり…

その時だった。


「ん?なんか画面が光って…ウワァアア!!?」

「ちっすー。うわ!?なんだこのひk…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして、今俺はこのゲームの舞台の学校にいる。

この日、このままだったら、俺はこのゲームのヒロインに背中から抱きつかれる…はずだ…


ドンっ


…来たか…っ。さあ来い!今日から君を攻略してやるっ!!

「おっはよーさんっ。帆高くん♡」


「…は?」


まて?なぜ今俺の目の前に俺の幼馴染がいるんだ?てかヒロインは?ヒロインはどこいったんだ?


「ねぇ〜。こっちを見てよ〜。私の将来の旦那さん♡」

「…なぜいる。」


ただただ俺は疑問だった。

なぜ幼馴染のこいつがここにいるのか。


「あの日、私も謎の光を浴びちゃったんだよね〜」


なるほど。

それは納得だ。では今、俺がやる事は一つ。


「…帰る。」

「それは無駄だよ。」


無駄?どう言う事だ。


「なぜ言える。まず、お前がいる時点でこのゲームがおかしくなっている。消えろ。」

「ひどいなぁ〜…けど、それはさっきも言ったけど無理だよ。」

「…なぜだ。」

すると、彼女は俺に顔をキスでもするのかというくらい近づけて、こう言った。

「ボクが君の攻略対象だからさ。」


これは俺が俺の幼馴染を攻略するまでの話だ。


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