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1:異世界転生?

「川上悠太くん、君は異世界転生できるよ。よかったねー」


なんなんだ、この状況。


目の前のよくわからない生き物が俺に告げる。



「異世界・・・転生?」


「そう、君は死んだから転生させてやるぞ。流行だぞ。」


異世界転生・・・


そういえば会社の後輩がそういう物語の本を読んでいたような



ていうか・・・


「俺、死んだ?」


「おう、死んだぞ」


軽いな、こいつ。



ていうかなんで俺、死んだんだっけ。



「はは、妻の不倫相手から逆恨みされて死ぬとか面白過ぎるわ」



は?なんだって?



あっ、そういえば。




******




「離婚だな、藍花」


「わかりました」


藍花は涙ぐみ、俯く。


全くどうして被害者面ができるのかねぇ・・・

俺は思わず頭をかきむしる。


「不倫した時点でこうなることは覚悟してただろ、腹くくれ」


なんで俺が加害者を慰めているんだが・・・。



仕事が忙しくて寂しいとかよくわからん理由で不倫しておいて。


夕飯作らず、不倫相手と会っていたのに。


離婚ってなると涙ぐむ。



もちろん俺も人間だ。

愛してた人からの裏切りを感づいてしまったときはショックだった。


そして疑念を払しょくするため、何かの間違いだと思って

証拠を集めをして、裏切りが事実だった時もショックだった。



けれど証拠を集めて、そして問い詰めたとき・・・。



自己保身する姿。

支離滅裂な言動。

「悠太が寂しい思いをさせたから」という俺への責任転嫁。



そして証拠を見せた瞬間に豹変する態度。


見せる前と後で全く違う、一貫性のない態度。


こういうやつは信用できない。



信用できない妻

そして不倫する妻。

まあ、そんなのとは離婚するわな。


こいつとの結婚生活は無駄だったなー



金、時間、全てを無駄にしたなぁ・・・・

子供いなくてよかったよ。



「・・・ごめんなさい悠太。」





って言って、3か月前に別れた女が・・・・






「ごめんなさい、私ともう一度やり直してください」





なぜ家の前にいる?


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