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#61衝突

この作品はフィクションです。

神武天皇即位紀元160年(紀元前500年)

島根県、広島県、香川県、群馬県、埼玉県を領有化。ついに四国まで進出できた。

四国はそんなに要らないが、重要なのは島根県だ。島根県と言えば出雲大社だ。

出雲大社の祭神は、あの紙を寄越し、俺をタイムスリップさせた大国主神だ。俺に能力を

与えてくれたこともあり、丁重に祀っておく。


領土が西に広がったことで、俺はある国の存在を知った。その国の名はサチ国。場所は九州

南部を除いた九州地方全域と山口県と瀬戸内海の島々だ。人口は15万人ほど。

これらの情報を列挙する限り、この時代からすれば、日本の強国と言ってもいいだろう。

領土では、日本皇国の方が勝っているが、人口では5万人ほど負けている。

一体どうやってそんなに人を集めたのだ?俺の聞いた情報では、サチ国の王はとても賢く、

軍事と内政、両方に優れているそうだ。それによって、広大な領土を管理しているらしい。


サチ国はまだ日本皇国の存在に気が付いてないらしいが、サチ国が日本皇国側に来るかも

しれないので、国境警備隊を組織し、国境の警戒を強める。


かと言っても、このまま待ってはいられないので、サチ国に我が国の存在を知らせる。

サチ国の首都は現在の博多の付近にあるので、そこに船で日本皇国の大使を派遣し、

国交を結ばせに行かせる。いきなり攻めにいくのは、どうかと思うので最初は友好的にだ。

いずれにしてもサチ国は日本統一の邪魔になるので、攻めにいくのは必然だが。

相手が国を明け渡してくれるとも思えないし。しかしサチ国ほどの強国があるとは思っても

みなかった。

国があるとしても何か所かの村を持っているだけの小国だろうと思っていたからだ。

実際、中国の書物には、300以上の小国が倭に乱立していると書いてあったらしい。


前記の通り、サチ国は山口県も領有しているのでこれ以上西には行かない。代わりに関東、

東北地方の平定だ。技術レベルもかなり発展しているわけだし、北に行っても

大丈夫だろう。問題なのは言語の問題だ。この辺あたりから日本語から離れていく。

群馬県の住民もかなり方言じみていて伝わりにくかったとのことだし。現に、青森県の

津軽弁は本当に日本語なのか危ういし。北海道まで行くともうアイヌ語という完全に

別の言語なので、日本語は伝わらない。


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