#54医療
神武天皇即位紀元80年(紀元前580年)
南信地域(茅野市以南)、神奈川県東部(川崎市以南)、西美濃地域(関市以西)、大紀町以北を平定。
神奈川県の平定は簡単だったが、特に中央高地である南信地域(長野県)の平定はかなり難航した。
まず、道なんて整備されていないし、道があってもトンネルを掘る技術がないので峠道を越える
しかない。一度拠点を作って、物資の供給体制を整えれば、楽なのだがな。
長野県は山岳地帯なので、居住地は少ないが、昼夜の温度差が大きいのと、日照時間が長いこと
などから、良質な米を生産できる。高原野菜の栽培や、蕎麦の栽培などもしていく。
他にも三重県では、水産業をし、岐阜県では陶磁器や漆器などの生産、神奈川県では都市部への
ベットタウンとして整備する。
上下水道の整備を開始。さすがに全国的な整備は行えないが、都市部を優先的に整備させる。
上下水道には欠かせない、取水施設、浄水施設、配水施設、下水処理施設も造った。水のろ過処理に
ついてだが、まだ塩素などを使った処理が出来ないため、上から砂、炭、小石という順番のろ過層に
する。これだけでも水は大分きれいになる。上下水道が作られればコレラなどの伝染病の
リスクも減るだろう。
更なる人口増加を促すため、医療技術を発達させる。俺の降臨前からも、弥生人たちの先人の
知恵により、薬草などがあったが、やはり限度がある。いや、本当はもっと前から技術進歩すれば
よかったが、弥生人たちの体は結構強く、怪我や病気になることが少なかったので、
後回しにしていた。
医者への教育には東洋医学を教え込む。鍼灸や漢方、あんまや指圧などの整体術だ。更には、
死人の解剖をし、人体のつくりを学ばせ、解剖学を進化させる。解体新書のような、
解剖学用の本も売り出す。もちろん、医者になるには医師免許を持っていないと駄目だ。
火縄銃をタッチホール式からマッチロック式へ改良。これにより命中精度と射程距離が向上した。
今までの銃はかなりの訓練を積まないとろくに扱えなかったが、改良したことにより汎用性が
高まった。




