#38終結、措置命令
内乱が起き、一週間。ついに反乱軍が鎮圧された。いくら相手が武術をしていたからって、
そもそも武器が違う。相手は弓。こちらはクロスボウだ。物資だってこっちは無限に
供給できるのだから分が悪すぎる。
反乱軍を捕まえ、その理由を聞いてみると、「弓削教に入信しなければいけないのが納得
いかなかった」とのこと。
確かに教典の内容に「弓削教に入っていない日本人は社会保障が受けられなくなる」
と書かれている。しかしこれは決して強制ではないのだが、そもそも食料の配給を受ける
ために吸収併合したのにそれが弓削教に入らないと受けられないということに不満を持ったらしい。
なのでこの項目に追記し、「なお、日本国籍を取得し4年以内の者はこれを免除する」とした。
4年も経てば、日本皇国民に染まるのじゃないか?
それともう一つ、蜂起を起こしたのは白石村だが、何と他の村の者もこれに加担したらしい。
だから60人もいたのか。
これらの者の処罰だが、主犯格と思わしき者は死刑。それ以外の者は無期懲役を言い渡した。
とりあえず死刑は主犯格だけでいい。人間は情に動かされやすく、誰かが言い出さなければ
決行はしない。今は人が少ないので出来れば死刑にしたくないしな。
こうして内乱は終結した。今は被害にあった村の復興をしている。
これは日本皇国初の内乱であり、これは後に、白石の乱と呼ばれた。
白石の乱を受け、陸上自衛隊を設立。駐屯地もちゃんと造った。場所は富士と天竜の2か所。
富士駐屯地は富士山麓にあり、天竜駐屯地は浜松市の北の方だ。皇国の東と西を守る、
という感じかな。大学にも防衛科をつくり、自衛隊員の教育をしていく。
防衛省を設立。読んで字のごとく日本の防衛を担当する。自衛隊はここに所属している。