#30警察官
今回は警察官視点の話です。
葛城市 警察官サイド
私は警視庁で働いている警察官だ。出身は狭山村。実家は農業を営んでいる。私は一人で
この葛城市まで出てきたのだ。
毎日町の平和を守るべく、日頃から巡回警備をしている。今は警察官らしく正義を重んじて
行動しているが、小学校時代は特にやんちゃだった。なぜ勉強をしなくてはいけないのだろう、
椅子に座っているのは退屈だと思い何度も学校を抜け出したのはよく覚えている。
しかし中学校のとき目が覚めた。中学校は数が少ないので、かなり遠くになり更に学校が
退屈になっていた。そんな中ある日、帝が学校に来て下さったのだ。帝は私たちを前に、
国にはこれからを担う子供たちが一番重要などの内容を小一時間ほど語ってくださった。
忙しい帝が私たちのため時間を割いてくださったことに感謝している。
それと同時に帝の話を聞き、自分はこれからの国を担う存在だと気づかせてくれたのだ。
その話を聞くまで私は、ただ実家の農業を継げばいい、そう思っていた。
そして高校生の時に警察官という職業があることを知った。それを知り、この職業に就きたい、
心からそう思った。
それから必死に勉強し、ついに弓削大学(大学の中で最初に建てられた葛城市の大学)
警察科に合格。無事に卒業し晴れて警察官になれたのだ。
警察官の生活は裕福だ。税が免除され労役がないし、寮を無料で借りることができる。
食事だって毎日味噌汁を飲むことができる(味噌は生産量が低いのと、かなりのコストが
かかるため高級品)。寮は清潔で、広く、自由に使うことができる。
あの時、私の使命を気付かせてくれた帝にはとても感謝し、尊敬している。帝は、この国の
中で最も誇れる人物なのだ。私はこの国を守るため、全力で働かなければいけない。