#28戸籍登録
神武天皇即位紀元20年(紀元前640年)
ついに俺が降臨して20年。もう俺は36歳ぐらいで普通ならもういい年だがまだ見た目は高校生のまま。
やっぱり老けないっていいな。だが人間達には寿命があるので死人もでる。山の方には霊園も
つくってあるし、火葬の方法も教えてある。20年も経ち、長老もそろそろ寿命かと思うが
まだ死んではいない。長老は俺が降臨した時既に老人だったがなぜまだ生きているかというと、
見た目は老人だったが実はそこまで歳ではなかったらしい。それと俺の食生活の改革で寿命を
底上げしているのも理由だろう。
そしてついに1期生が大学を卒業した。ここまで長かったな。俺の教育のおかげで官僚など
公務員の学生からは優秀な人材が揃っている。これでようやく国の機関をつくれる。
まず、法務省を設立。業務内容は現代とほぼ同じ。基本法制の維持・整備、民事行政などをさせる。
これに合わせ、戸籍を作成。官僚を使い、全国民を登録させる。ちなみに紙の実用化には
もう成功している。実用化まで4年もかかったが。紙を使うことで膨大な帳簿のデータも
コンパクトにすることができた。
それと新たに子どもが生まれた時は出生届の提出、死んだ時には死亡届の提出を義務付けた。
戸籍の導入により人口がすぐ分かるようになった。現在日本皇国の人口は978人。
かなり増えたのだがやはり増えたのは子ども。労働人口も増えたが、国が大きくなるにつれ、
やることも増えたのでまだ人手不足だ。人口を増やすため領土を拡大していきたい。
でも領土を増やせばまたやることが増えるがな。
戸籍ができたので財務省を設置。やることは財務の管理、税務などをする。それと同時に国税庁、
国税局を設置。これで税の徴収が楽になり、脱税も予防することができた。