#17中等教育
もうすぐ生徒が3年生を卒業する。今まで就学期間は3年だったが6年に延長する。
さすがに3年じゃ短すぎるし、公務員を育てるにも今の状態じゃ国を任せられない。
3年生までは国民として必要最低限のこと。ここからステップアップしなければいけない。
なので小学校に4〜6年生用の校舎をつくった。
4年生からは社会と理科を追加。社会では今の政治体制、 歴史、産業に関してのこと、
国際社会(ほぼ中国のこと)。理科では身近なことの原理などに関してだ。国語では簡単な漢字を
少しずつ教えていく。算数は小数や分数の計算、図形などを教える。これを先に教師に教えなければ
いけない。
現在の日本にこんなこと分かるのは俺ぐらいだしな。これが一番面倒くさい。教師も短時間じゃ
覚えられないので何日かに分けた。効率を上げるため俺特製の木で作った教材も配っておく。
それらを教えると、教師達は「何でこんなこと知っているんだ?」 と口を揃えて言う。
俺はただ「神だから」と返す。別に神でも何でもなく俺は学校で習ったことをそのまま言うだけ
だがな。
実際教えてみたがやっぱり人に教えるのは難しい。それも弥生人に。学校の先生がどれだけ大変か
痛感した。準備は整ったので子供には最低6年の義務教育を課す。もちろん授業料は無料だ。
その後、授業の様子を視察したが、生徒の学力は問題なく伸びて、内容にも追いつけている。
しかもみんな意欲的だ。
なのでついでに中学校も建設する。建設するのは1年ぐらい先だが。教科は国語、数学、社会、
理科、体育、道徳。算数は数学と名前が変わったが、やることは同じだ。道徳は中学校でも
やることあるのかと言うと、小学校でやったことを少し難しくして復習させる。
どの教科もほとんどは小学校の応用。その辺は現代と同じだ。さらに小学校の教師が、
「小学校でやったことは中学校でも使うから覚えておけよ」
と言えば学習への意欲も上がるだろう。俺はそんなこと言われてもやらなかったが。