#15交通の課題
しかし俺は最近、米や魚、肉ばかり食っている。今のところ食材が限られているからだな。
俺は野菜があまり好きではないがずっと食っていないと、野菜が恋しくなってくる。
なので野菜も育て始める。健康状態も改善されるだろう。
まず、土地を開墾、畑にする。堆肥になる家畜の糞はまだないので取り寄せだ。
あまり人手がないので最初は小規模だ。育てる野菜は色々検討したがじゃがいもと玉ねぎ
に決めた。玉ねぎは、夏はとても暑い静岡でも育つかというと実際、現代と気候が少し違う。
こっちの方が少し寒い。なので普通に育つだろう。別に品質が悪くても食べることができれば
それでいい。ちなみに両方とも取り寄せで種を取り寄せた。取り寄せはマジで便利すぎる。
野菜に栄養をつけるためワラや枯れ草を使う。ゴミが無くなって一石二鳥だしな。
しかし収穫は当分先なのでまだ野菜は辛抱するしかない。
次は交通だ。国をつくるには領土が必要。だが現在領土は静岡県の一部。資源はほとんどないし、
作れる作物も限られている。なので付近の村を吸収し、領土を大きくしたい。
そこで問題が発生する。日本は交通が不便すぎるということだ。それは森や山が多いからだ。
おまけに未開拓地も多すぎる。
なので海路を使って行く。と言いたいところだが・・前も言ったように今の船はただ木をくり抜いた
だけ。渡れても浜名湖ぐらいが限界だ。造船技術を発展させたいが人手が足りない。人手不足は
とても深刻だ。人口はそれなりにあるがほとんど子供。ベビーブーム並の子供の多さだ。
試しに船を取り寄せできるかやってみたが取り寄せできなかった。ある程度大きいものは取り寄せ
できないらしい。土木工事、開拓事業、農業などに全て持っていかれている。
せめて何かしたいので草履を開発した。作り方は知っているものの作ったことはないので
出来るかどうかは不安だったがうまく出来た。作り方を村人に教え作らせてみようと思ったが
こっちも人手不足なのと草履を珍しがって作ろうとしない。なので長老と一緒に草履を100何足
も作る。何気に最近で一番の重労働だ。長老の手先が器用なのにも驚いたがな。
それらを村人達に配った結果大好評だ。これで舗装されていない道も楽に進めるだろう。