#11インフラ整備
隣の村を吸収してからたくさんの村の代表が俺のところにきた。俺の支配下に入れば
食料を分けてもらえるとでも思ったのだろう。目的はどれも飢饉から逃れるためだ。
それぞれの村にちゃんと食糧を分けてやった。全部で4村だろうか。それぞれに桑名村、和田村、
津島村、狭山村という村名と名字を与えた。ネーミングは全部適当だ。
どの村も大江村から近い距離にあり、交易もしていたようだ。きっと食料も交易頼りで飢饉が
連鎖したのだろう。
今回はインフラ整備などだ。今までの葛城村の道はただ人に踏み固められただけ、雨が降ると
すぐにぬかるんでしまう。なので、葛城村の道を開拓で出た石で石畳にし、そのあと大江村まで
直通の道を切り開き、石畳にした。ほかの村の道もゆくゆくは石畳にしていく。
石の加工技術も教えてあるので石畳用の石は心配ない。
次に河川整備だ。いつ川で洪水が起きるか分からない。川の流れを緩やかにするため川幅を広げ、
浅い部分は浚渫する。それででた土で堤防を作り、水量の少ない川はほかの川と連結させる。
ここまで色々やっているが、4村も吸収したので労働力は問題ない。その分やることも増え、
結局はあまり変わらない気もするが。ちゃんと調べていないが、俺の支配下の総人口は280人
ぐらいだ。早く戸籍を作りたいな。
次に土器を改良する。この村はまだ縄文土器なので弥生土器にする。方法はただ土器を焼く時に
藁を被せるだけ。これだけ耐久性がずっと上がるし、あまり厚くしなくてもいいので軽量化できる。
次に大江村の開発だ。ここは海に近いため農業はあまりできない。なので港を整備し、
漁村として開発する。だが、この時代の船はただ丸木をくり抜いて、乾燥させただけの丸木舟。
銛や網なども原始的。俺は造船にはあまり詳しくないが銛や網は改良できそうだ。