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異世界転移!~才能がなくとも活躍できることを証明してやろう~   作者: かずっち
第四章 騎士団長と魔導師長
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*047 退去と名案

*047 退去と建築


「はぁ......」

「あれ? 巧じゃない。今日帰ってきたの?」

「ん? ああ、リーナか。ただいま......」


吹雪でため息をつきながら突っ伏していると入口からリーナが入ってきた。外を見ると暗くなっていたので依頼が終わって帰ってきたみたいだ。


「で? なんで帰ってきて早々そんな落ち込んでるのよ。王都楽しくなかったの?」

「ああいや、王都は凄い楽しかったよ」

「じゃあなんでそんな風になってるのよ」

「それが......」


俺はリーナについ数時間前に起きた事を話した。




「今、なんと?」


帰ってきて早々、ルミエルさんに呼び出しを食らって酒場の方に来るとルミエルさんにとんでもない事を言われた。


「だからあのでかいの。この近くに置かれても邪魔だから早くどこかに寄せてきてって言ったんだよ」

「その後」

「アレをなんとかしないなら部屋を追い出すとも言った」


俺は前に置いたら邪魔になるなーと思い、バイクを裏の空き地に置いたのだがそこは作業場らしく邪魔だと言われてしまったのだ。それでバイクを撤去しないと部屋を強制退去すると脅されたのだ。


王都にいた時は恭子さんの実験室に置いていたので問題なかったのだが、村での置き場所はすっかり考えるのを忘れていた。


あれを部屋に持っていくというのも考えたがあの部屋にでかいバイクなど入らないだろうし、仮に入ったとしても階段の幅的にバイクが引っ掛かって持っていけないのだ。


「あれを置ける物置みたいなのありません?」

「そもそもここは旅人や兵士に提供するための宿だからそんなの設置してないよ。物置なら家にしか無いけど今全部埋まってるんじゃなかったかな」

「マジかよ......」




「......て事であのバイクって乗り物をなんとかしないと一周間後にここを追い出すと脅されてるんだよ」

「確かにそれは大変ね......」


バイクは移動手段としてかなり便利なので今後も使いたいがその置く場所がない。このままだと追い出されてしまう。俺の頭の中でバイクと住むところで天秤がかかっているのだ。それで現在、どちらも捨てれず悩んでいるという訳だ。


「私はあのバイクは捨てたくないです......」


俺の隣に座ってるアイリは落ち込み気味に自分の意見を言った。あれはアイリも製作したものだから壊したり分解するのは嫌なのだろう。俺も同じなので凄く分かる。


「けどあれ」


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[一言] うんうん。 読んで良かった満足。
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