想像するわたしと木々や風
わたしは子供の頃から、風に揺れる大きな木々や草花を見ているのが好きだ。
それは大人になった今も、まったく変わってはいない。
風に揺れる木々や草花を見ているとなんとなくだが、木々や草花の方から挨拶されているような気持ちになって、自然に笑顔になっていて、こころの中で挨拶を返しているものずきなわたしがいる。
逆に風が吹かない時の木々や草花を見ていると、なんとなくだが、ちょっとしたものたりなさと、ほんの少しの寂しさがわたしのこころを通り抜けていくような、そんな、ものがなしい気持ちになるのだった。