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孤独に耐えて。

ここは、天国と地獄の境目なのだろうか?

僕は死ぬことができない臆病者。

ただ、逃げてばかりで何もしない愚か者。

この世界から抜け出したい。そう思って、空を見上げる。

真っ黒な空。 どこまで見渡しても、どんよりとしている。

きっと、僕はこの運命から逃れることはできないんだろう。

そうやって、 また、自分の心に言い聞かす。

それが、なんとなく駄目なことだと気付きながら。

聞き飽きて、それじゃ何も変わらないことを知りながら。


誰かが、こんな僕に愛をくれれば変われるのかな?

そう思って、街で愛の欠片を探す。けど、そんなものは落ちていない。

欲しいと思ったところで、僕のような男には縁のない代物。

だからこそ、孤独だというのに。僕が持っていて、他人が持っていないもの。

命は天からの贈り物だというけれど、その命は消えたらどこに行くのか?

天の川にでもなるのだろうか? 皆、平等にその世界に行けるのだろうか?

僕だけ、いつもみたいにおいて行かれる……なんてことには、ならないだろうか?



答えが欲しい。

僕が死んだあと、どうなるのか?どこの世界に行くのか。

このまま死んで、僕が報われることなんてあるのだろうか?

生き続けたところで、僕は幸せになることはできるのだろうか?

痛みからの解放。 そんなものが、本当に存在するのだろうか?


答えが欲しい。

このまま僕が生きたとして、見返すことなんてできるのだろうか?

良い意味で、誰かの記憶に残ることなんてあるのだろうか?

別に、歴史に何かを残そうとかじゃない。

ただ、僕が死んだら誰が泣いてくれるのだろうか?

それが気になる。 きっと、今のままじゃ、誰も……。




生きたところで仕方がない。でも、死んだところで仕方がない。

1回しかないのが人生? それすらわからないのが、人生というやつ。

次のことを考える前に、今のことを考えろ。 過去の事ではなく今を。

辛いなら、笑え。 別に、痛みなんて今まで死ぬほど味わってきただろ?

けど、今死んじゃいないのは俺が強い証。他人とは比べようがないほどに。

そもそも、俺とあいつじゃケタが違う。もちろん、良い意味でも悪い意味でも。

だから、見返す必要なんてない。誰かに泣いてもらう必要もないんだよ。

例え、「ざまぁみろ」と戯言を言われたとしても、自分だけは笑って死ね。

孤独だって、自分が満足していれば、それが俺らしさに変わってくるはず。

俺は俺らしく。あいつはあいつの人生を。 当たって砕けろが人生なら、

何人が泣くか?ってことを気にする前に、明日を生きて自分の常識を覆せ!


俺はそう言い聞かせて、今を生きる。 俺はまだ、死ぬわけにはいかない。

  by.尖角 a.k.a. くそったれな世の中を生きるくそったれ

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