苦しむ君を見て思うこと。
苦しむ君を見て、『助けたい』って思う。
「辛いのは君だけじゃないんだよ」って声を掛けてあげたい。
だけど、君にとって、その声掛けがさらに苦痛になるかもしれない……。
そう思うと、君を見ても何もすることができない。
苦しむ君を見て、「大丈夫だよ」って言いたい。
だけど、そう君に言うのは上から目線のようで、
でも、他にどういえばいいのかわからないんだよ。
それに、君に「大丈夫だよ」って伝えるのは、
僕に言い聞かせてるのと同じことなんだ。
そんな自分に言いきかせるような台詞を君に言いたくなんてない。
僕だって、胸を張って「立派だ」って言えるような人間じゃない。
過去を振り返ればいけないこともしてきた。沢山、沢山してきた。
それに、今でも変わらずしていることもある。毎日、後悔してばかり。
「苦しんでるのは僕も同じだよ」
だけど、それを伝えたところで、僕には君を救う力がない。
共感してあげることはできても、その穴から抜け出す方法を僕は知らない。
むしろ、その穴から抜け出す方法があるなら、僕が知りたい。誰か教えて?
でもね、僕が思えたように、君だって思えるはずなんだよ?
仲間がいるって。一人じゃないって。 だから、一人で泣かないで?
僕だっているから。きっと、他にだっているから。
だから、一緒に泣こう?きっと、二人で泣けば涙の湖も枯れるのは速いだろうから。