表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/10

裏切り

裏切り、妬み、誹謗、中傷、

俺は -お前- が嫌いだった。


「生きてる価値なんかない」

そう教えてくれたのは、 -お前- だった。


苦しい、辛い、呆れた、 そして、諦め。

くだらない。 そう思うことすら、そう。



笑うしかない、この感覚。

お前との差は広がるばかり。


昔の俺のポジションが、

いつの間にか -お前- のモノに変わっていて、

気が付けば、俺は部屋の中にいた。



ここはどこだ?

考えてみて、すぐにわからなかった。


つい先日まで、俺を中心に世界が廻ってると思っていた。


だけど、実際は違った。


俺が部屋に引き籠ったところで、

俺の家に訪ねてくる奴は誰もいないし、

ましてや、メールも電話さえもなかった。








あぁ、俺はこんなにも惨めな人生を歩んでいたんだ。






そこで初めて思い知らされた。



いや、 -お前- に教わった。










教えてくれてありがとう。


-お前- にはただ、感謝の言葉が思い浮かぶ。



これでもう、こんな世の中で生きなくても済む。



俺は、これから先、何も考えなくても済む。









ありがとう。





それだけは、 -お前- に感謝してる。











































評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ