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精霊の騎士  作者: ゆずはらしの
第一章 辺境の村
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序 始まりの歌

 そのころ世界には妖魔(ようま)魍魎(もうりょう)のたぐいがあふれ、人々は恐怖と共に暮らしていた。しかしある時、一人の男が現れた。光輝(こうき)の騎士アルゲンタス。ミスルティア初代の王である。彼は精霊(デヴァイアーナ)の力をその身に宿し、魔のものどもアスラ と戦ってこれを打ち払った。そうして(おのれ)に近しい十二の騎士に、魔を退(しりぞ)ける役目を与えた。彼らは王国の(いしずえ)となり、魔を退(しりぞ)け、民を安んじた。


《ミスルティア史記》




 聖なる王国ミスルティアには、十二の高貴なる家あり。王を助け、魔を退ける役割を(にな)う。

 氷炎樹(ひょうえんじゅ)(やみ)百合(ゆり)(あお)薔薇(ばら)の三家をもって三聖花(せいか)

 朱雀(すざく)(しろ)獅子(じし)黄虎(おうこ)緑鷹(りょくよう)藍竜(らんりゅう)の五家をもって五聖獣(せいじゅう)

 紅刃(こうじん)白羽(びゃくう)黒翼(こくよく)青牙(せいが)の四家をもって四聖刃(せいじん)と称する。

 いずれも精霊に愛されし血筋なり。母から娘へと家は()がれ、その兄弟は精霊の騎士となり、魔と戦うものとならん。


《詩人の歌う十二貴族の歌》


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