盛大な拍手を、、、
思ったことを小説っぽく書いたお話です、、
暖かい目で、どうぞ|´-`)チラッ
真っ暗で、周りの見えないような夜。空気はとても澄んでいてピンと張った冬の夜。私は一人、野原の真ん中に寝転がっていた。そこから星を眺めていると、星にも種類があることに気が付く。光の明るさも違うし、何より色んな色に輝いている。普段は星なんてじっくり観察したこともなかったし、時間もなかった。新しい世界に来たような、そんな気分になった。
一時間ほどたっただろうか、私はようやく一人になってしまったことに実感がわいてきた。
すると途端に寂しくなってつい周りを見てしまう。もちろん誰もいない。ただ野原が広がっていて、所々に木が生えている。私には、しん、と静まりかえったこの場所が、どこか世界から切り離されてしまったような気がして、少し心細くなる。
ふと隣を見ると、いつの間にか子猫が1匹座っていた。どこか不安げな様子に見え、それが自分と重なる。おまえも一人なのかい?そう思いながら手を伸ばすと、するりと抜けて逃げてしまった。あ、、と子猫を目で追うと、その先にはその子猫の親だと思われる猫が1匹、はやくこいといった姿勢で子猫を待っていた。
また一人だ。さっきの子猫は、きっと私を慰めてくれたのだろう。一人になりたくてここまで来たが、どうだ。結局寂しくて、一人は嫌だなと思うじゃないか。でもそうやって思ったとして、ここから帰ったとして、わたしはどうすればいいのだろうか。
いつだろう、空には北極星というずっと北にあって示してくれる星があると、教えてくれた人がいた。そんな道しるべが、私のするべきことを示してくれればいいのに。
さっきの子猫は親とかえっただろう。私の道を示してくれたのはいつだって両親だ。
おぉーい。
どこかから声が聞こえた。聞き慣れた声だ。
私の道を示し続けてくれた人だ。
でも、私は自立したい。
どんなに反対されても、私にしたいことがある。ずっと前からの夢が。今日それを反対されてヤケになった。それで私は一人、この公園の野原に来たのだ。
少し一人にして欲しいと外に出たが、高校生になっても一人は心細いなぁ、そう思った。
それと同じくして、頭が冷えたのか、そう言えば自分の夢について両親と相談していなかったことを思い出す。それは反対されてもおかしくない。私は少しだけ心が軽くなった。
こんな所にいた。さぁ、帰ろう。
「、、、私ね、、
私は夢を叶える。自分の道しるべは自分で選ぶのだとあの日私は宣言した。両親も私の熱意に押し負け、了解してくれたのだ。
夢を追いかけて、諦めなかった私。
あの日、自分の星を見つけた私に、今の私から、盛大な拍手を…
最近は寒いなぁ→去年の今頃は受験期だなぁ
→そいや進路どうしよう。から始まった小説です