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6度目の異世界でオレは酒を売ってパイルで穿つ  作者: 佐薙 潤
前の世界編
1/11

6度目のエピローグと7度目のプロローグ

 久しぶりの寿命での死だ。

 俺の周りではこの世界で知り合った者達がオレの“最期”を看取ろうと集まっている。

 まあ、今ではすっかり俺の周りに浮かぶ“本”に目を奪われているが。


 どうせここでは“最後”だ。

 今更隠すのも面倒だから晒してやるさ。


 さて、死ぬ前に“次”に向けて少しだけ整理をしよう。


 今回この世界で分かったことは2つ目の世界にあった“魔力”とは別の万能エネルギーが存在するという事と、本は外部からの干渉を受けないという事だ。

 前者に関してはこの世界でいう“霊力(マナ)”がそれであり、性質的にも似ていた。

 若干使い方には制約はあったが、魔力に比べ集めるのは楽だった分を鑑みるとこっちの方が便利ではあったと思う。

 後者は単純に自ら触れは出来るがそれ以外の外部干渉は受けないということ。


 あ、忘れてた。

 コイツは外せない事が1つあった。


 20代前半の時に出会った他のルールでこの世界に来た異世界からの来訪者に対しては、

基本的にオレの方が“優先”されるということだ。


 未だにガチだったかどうかは分からないが、


神様からチート的な力を貰ったという彼を

うっかり全力で殺してしまった時はかなり焦った。


 が、特に問題はなかったので良し。




 おっと。


 もう意識が。


 相も変わらずこの本は淡々と

上記を書き連ねているが。


 まあ、多分。


 誰かがこれを観測しているのだろう。


 久しぶりに。


 本当に久しぶりに

平和に死ねる。


 次は、


 男か女かは



 分からないが、




 おんなじくらい









 のんびり、と














 させ


 〆


 “亜人と霊力の世界(ベースオブアナザー)” END

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