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閑話 刀神は、煉獄王と死闘を繰り広げる


「ある時突如として現れた暗黒神。一瞬で破壊と殺戮の限りを尽くした。神に対抗できるのは同じ神のみ。当然、暗黒神殺害に向かったがその実力は拮抗。7日7晩戦い続け死力を振り絞り何とか封印できた」


「それ以上口を開けば…2度と喋れない様にしてやるぞ…‼︎」


「クハハ…吠えるな老害」


少しずつ息が上がってきた刀神。煉獄王はまだまだ余力が有り余っている様に見える。


「しかし、そこで予想出来ない事が起こる!なんと、守っていた筈の人族に裏切られて後ろから刺された!暗黒神との戦闘のせいで次元が下がっていたお前は抵抗も出来ぬままに殺された‼︎」


1度言葉を切り余韻に浸る煉獄王。刀神の表情からは何も読み取る事は出来ない。


「…そんな刀神が、何故人の為に刀を振るう?」


「…儂はただの虚像。所詮は敗北者の間でコピーされた模造品に過ぎん。その時に人族に対する悪意を消されたのじゃ」


「神をコピペ出来る…なんと、なんと計り知れない力なんだ…!流石全一様だ‼︎」


「それに…」


「ん?まだ何かあるのか?」


「それを抜きにしても…カルワ様に、従ってみたくなった。全ての存在が幸福に生きる世界…そんな世界を本当に作れるのなら…!」


「…いや、無理に決まってるだろ。幸福は相対的。幸せな存在がいれば不幸な存在がいる。それが世界の真理。正しき姿だ」


「…そうかも知れない。しかし、そうでは無いかも知れない。だから儂はカルワ様と共に歩むと誓った」


それを聞いた煉獄王は苦虫を噛み潰したような表情となった。


「お前…マジでんなもん信じてるのか?吐き気がするぜ。なら証明してやるよ。お前を殺し、カルワを殺しそんな物は只のまやかしだってな」


「お前と語る事は、もう…無い!」


刀神は刀を鞘に戻し姿勢を低く構える。刀の奥義とも呼べる《居合》文字通り神速の一撃。放たれれば、煉獄王とて無事ではいられない。


しかし、煉獄王は動かない。ニヤニヤと下卑た笑みを浮かべながら、待っている。


そして、刀神の集中力が頂点に達した瞬間!繰り出される神の一撃!それはそのまま吸い込まれる様に煉獄王の首に迫り…!


ブシュウウウ‼︎


と血が吹き出した。


















刀神の首から。


「残念だったな刀神。全一様の寵愛を受けたこの俺様は、同じ全一様の寵愛を持つ者以外には殺されねぇ。恩寵より上の寵愛を授かったこの俺様に敗北は無い」


カラーン…


と音を立てて刀神の持つ刀が地に落ちる。この瞬間、勝負は決したのであった。













全一は、自らと妻のみが存在する空間で呟く。


「計画の1つ目は成功だな。後は…

…何見てんだ?読者様方。ここはアンタらの来る場所じゃねぇぜ?」















全ては全一の掌の上…転がされる駒達に、果たして救いはあるのだろうか…

最後感が出てきましたね!

あと、最近ちょっとブクマとか評価に関して必死過ぎたかなと、反省しました。

そもそもこの小説は趣味で書いているだけで、読者の皆様が楽しんでくれたらそれで良いんです。(ついでに筆者も書いてて楽しかったら尚良い)

という訳で露骨なポイント稼ぎはやめにします!

一応前のルールは継続するつもりですが、もうそこまで求めてはおりません。


長くなりましたが、最後までもう暫くお付き合い頂ければと思います。

では、次話をご期待下さい!

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