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帝王は、義兄と会話し洗脳が解け戦争をふっかけられる

ここから妥当な展開!

…の予定


今日で蘇ってから7日が経過した。前世まえの時と同じ轍は踏まない様に軍艦は送らなかった。むざむざ自国民を殺させる訳にはいかない。


尚、カルワが一度死に蘇った事は国民に知らせてある。この帝国に帝王の言葉を信じない者が居るはずもなく、話はとんとん拍子に進んだ。



《帝王の執務室》


「じゃあ行ってくるよ」


「…本当に死なない?」


「あぁ、約束だ」


「…ちゃんと、帰ってきて下さいね」


「勿論だとも」


「頑張ってください!」


「任せろ」


俺は3人を見る。3人は目が潤んでいたが、悲痛な面持ちでは無い。それを確認した俺は咲宵を見る。


「準備は良いか?」


「当然、バッチリやで!

…皆んな、行ってくるで」


「咲宵…行ってらっしゃい!」


「咲宵さん、お怪我のない様に」


「えっと…頑張ってください!」


コクリと頷いた咲宵を見て俺は転移する。転移先はジャポネア大陸だ。前世では行った事が無かったし、流石に何百キロでの座標計算はどこで間違うかわからないので控えたが、今世は普通に転移できる。



--------------------


暴風吹き荒れるなか転移した俺の正面には俺を殺した張本人がいる。前世で殺された事を思い出し、額から汗が流れる。


だが、そこで咲宵に手をギュッと握られ我に帰る。そうだ、何も恐れる事は無い。今回は、咲宵がいる。


そんな事を考えていると、何の前触れもなくアイツが口を開く。


「久しいな、世界の中心。

レール通りにその女を連れてきたか」


「何やその喋り方。気色悪いな」


久しい?コイツは俺と同じで前世の事を覚えている?それに…聞き捨てならないな。


「その女?お前の妹だろうが!」


「…あぁ、そう言えばこの体は神夜絶魔のものか」


「この体やと…?

アンタ兄貴ちゃうんか?」


「違う。この体は少し借りているだけだ。…それよりも、世界の中心。忠告してやろう。そんな体たらくでは貴様は何も守れない。それから、貴様のdsjwはsxj_@jtmmt/&の元にいる…チッ、やはり無理か…ならさらばだ。また会おう」


そう言うと身に纏っていた重圧がスッと引いていき、荒れ果てていた天候も穏やかになる。


そして…


「………咲宵?

お前、何でこの世界におるんや?」


「それはこっちの台詞や。

兄貴こそ何でこの世界におんねん」


「俺は…召喚されてん。…道具として、でも俺アホやから気づかんくて…利用されるだけされて捨てられて…で、それに腹立てた俺はこの大陸巻き込んだ戦争…って言うか虐殺?蹂躙?したって訳や」


「いや、長い。『何でおんのか』しか聞いてへん。自分語りとかほんまキモいからやめてくれへん?」


…前から思ってたけど咲宵ってだいぶ毒舌だよな。…あんな事言われたら俺、立ち直れる自信無いぞ?


「…凹むわぁ。いつもの事やけど。

…因みにその人誰なん?なんかどっかで見た事ある様な気ぃするけど」


「…何で兄貴に言わなあかんねん」


「つまり言えへん様な関係か…フッ」


「…何やねんその勝ち誇った顔。腹立つわぁ。キモいキモいとは思ってたけど今が1番キモいで?」


「いやぁ…子供やと思っていた咲宵がもう大人になってもうたか…って感動してん。お兄ちゃん嬉しいわぁ」


兄貴面あにきづらしてんちゃうぞ!

別にそう言うんちゃうし‼︎」


「…って言うてるけど、彼氏さんはどうなん?…いや、まずは自己紹介か。初めまして?神夜絶魔っちゅうもんです。いつも妹がお世話になっております」


「ご丁寧にありがとうございます。カルワ・フォン・エリザードと言います。妹さんとは少し前からお付き合いさせて頂いております」


「…やっぱ聞いたことあんな…なんやったっけ……あ、思い出した!自分、ヨーロパン大陸の帝王やろ!」


「はい、帝国の帝王をしています」


「おぉ、それはそれは…咲宵、良い男捕まえたなぁ。玉の輿やんけ」


「…別にそんなん狙ってへんし」


「ふーん…まぁ別にお前に悔いが無いんやったらええけど。ってか、玉の輿否定せぇへんって事はもう婚約とかしてる感じ?」


「…おい、いくら兄貴と言えどそれ以上踏み込んだらぶち殺すぞ…!」


女性特有の男を従えさせる殺気を放つがお兄さんはケロッとした様子で


「いや、むしろ兄やからやろ?たった1人の家族の結婚相手やぞ?俺が見極めなあかんやろ」


たった1人…両親は居ないんだろうか…

うん?親…?


その瞬間、心臓が震えた気がした。いや、心臓だけじゃ無い。体の芯から末端に至るまで全身が震え上がった。それだけじゃ無い、頭が割れる様に痛み、胃酸も込み上げてくる。


そうだ…どうして俺は母さんの事を…忘れていたんだ…


「だ、大丈夫か!?めっちゃ体震えてんで!?」


「咲宵、ちょっと見せてみ。…これは、何かの洗脳が解けたショックっぽいな」


…洗脳?一体いつ?誰に?…いや、誰かはわかる。恐らく聖精神だ。俺クラスを洗脳できる者など奴しか居ないはずだ。問題はいつされたかだ。


復讐した時は覚えていた。帝国を作った時も帝王城に母さん用の部屋を作ろうと思っていた。だが、俺は作らずに…合宿か?…そうだ合宿に行ったんだ。


その後…カミラの家族を助け…待てよ?カミラの父親は聖精神に操られていた。確かに、父親は正気らしかったが、その力が残っていなかったとは考えにくい。そして、あの時俺はカミラの父親に触れた。…あの時か‼︎


よく考えてみると俺の行動の不自然さが際立つ。まず、聖精神王国をもっと早く潰す予定だった。だが、俺は暗部を使ってちょっと調べただけで気が済んだ。それに、暗部長は聖精神王国の使者を拷問して情報を聞き出したと言っていた。あり得ない!あり得るはずが無い!


聖精神は俺の思考ですら操れる。あの国で産まれて刷り込みされながら育った国民が操られていない筈が無い!…と言う事はあの情報はフェイク…


だが、どちらだ?戦力を盛ったのか?少なく言ったのか。少なく言っていたのなら最悪だ。帝国に勝ち目は…


『旦那様!?聞こえてる?イブよ!急で悪いのだけれど、早く帰ってきて!聖精神王国と協会が攻めてきたわ!それに、煉獄王も…兵士が頑張ってくれてるけど煉獄王には無力よ。早く帰ってき…キャアア……


…クソがぁぁああ‼︎‼︎最悪だ!不味い、最善を尽くせ。体は…何とも無いな。


「2人とも緊急事態だ。詳しく説明している暇は無い。この座標に転移してくれ」


「わ、分かった」


「んー、でもこの座標。転移妨害されてんで?俺の時空掌握やったら何とかなるけど」


「お願いします!帝国が攻められてるんだ!早く行かないと!」


「ちょい待ち…チッ、面倒くさい事してくれやがって!やった奴絶対見つけてぶち殺すからなぁ‼︎‼︎」


今日の朝の再現


ふぅ、昨日はブクマ一件増えて2話書いたけど、今日はどうやろうなぁ。まぁ、流石にな!流石にまた増えるなんて事は…えっ?…見間違い?…いや、間違いない!3件増えてるぅう‼︎‼︎あひゃああーありがとうございますぅうう‼︎…これ、3話書かないといけないんだろうか…?いや、1日3話はキツい…かと言って1話だけと言うのも恩知らず……


2話書くか。


再現終わり。という事で!今日も2話投稿です!


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