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帝王は、今度こそイブの親に挨拶する


地下牢から転移した俺は1度城に戻り、イブを連れて再び転移した。転移した先にはイブの両親が座っていた。


いつもは優しく穏和な顔つきなのに、今だけは只ならぬ気迫に満ち満ちている。ゴクリと唾を飲み込んでしまう。仕方ない今ここにいるのは、帝王と公爵ではない。結婚の挨拶に来た男とその両親なのだから…


「本日はお忙しい中お集まりいただーー

「カルワ君、前置きはいいんだ。私たちに何か言いたい事があるんだろう?」


「…はい」


ここはやはり『娘さんを僕にください!』で良いんだろうか…でも、駄目って言われても結婚はするしなぁ…でも『僕たち結婚します!」だとデキ婚みたいだし…

いや、ウダウダ考えてないで自分の気持ちを正直に伝えよう。


「僕は、イブと結婚したいと考えています。いや、考えているじゃないな。例え、反対されたとしても僕はイブと結婚します。でも、ただ報告がしたいという訳じゃ無いんです。僕はちゃんと祝福されて結婚してイブを幸せにしたいんです。お願いします、どうか僕たちを認めて、祝福して貰えませんか?」


長い沈黙…そして


「勿論じゃないか。私と妻はずっとそうなる事を夢見ていたんだよ?」


「イブ、子供の頃からの夢が叶って良かったわね」


「そ、それじゃあ…」


「ああ、2人とも幸せになるんだよ」


こうして、俺はイブの両親に結婚を許して貰え、祝福も受ける事が出来た。

書いててアレ?これジョジ◯に出てきた様な……って思いましたが変えるのが面倒くさかったのでそのままにしました。もしかしたら、変えるかも知れません。


突然ですがいつもこの小説を読んで頂きありがとうございます!

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