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半神は、対神と対峙する

あけましておめでとう御座います。

本年も宜しくお願いします。


少し歩いた先に存在する世界初のパンケーキ専門店

Rinarl(リナール)。まだまだ知名度では底辺だが、

その料理を一度でも食べたならあっという間にとりこになり、

足繁あししげく通ってしまう。と評判の店だ。


当然席が空いているはずも無く......


「大変申し訳ございません!

ただ今丁度満席となってしまいまして。

その、相席になっても宜しければご案内させて頂きますが......いかがされますか?」


「だってさ、どうする?」


「うーん......

ちなみに何分くらいで席空きそうなん?」


「そうですね......

早くても30分はお待ちしていただくことになります」


「30分か......じゃあ相席でええ?」


「うん、良いよ」


「畏まりました、ではご案内させていただきます」


木材を基調とした外観と、それに対応するように揃えられた木製のテーブルや椅子。

パンケーキを食べている者は幸福の涙を流し、

まだ食べられていない者は今か今かと心待ちにしている。


「こちらの席になります」


席にいたのは()()()()()()()()()()()()()()()()()だった。


「おっ?どっかで見たようなかわい子ちゃんじゃん。

いや〜さっきはごめんね」


「なっ…!?ば、馬鹿な……

何故お前たちがここに……!!??」


カルワは余りの衝撃に動揺を隠そうともせず

狼狽うろたえながら話す。

その見開かれた目には恐怖が色濃く映り込んでいる。


「まぁ、つっ立ってないで座って下さいよ。

()()()カルワ様」


「っ!?…あぁ、そうだな。

そうさせてもらおう」


席を引き、座る。

この何気ない動作すらも

今のカルワにはままならない。


ガタガタと震える足が限界を迎えた様に席に座り込む。その姿は圧倒的強者に怯える小物そのものだった。


「まぁ、茶番はここまでにしておくか」


パンとチンピラが手を叩く、

世界が変貌する。


見渡す限りに地平線が広がる。

空にはこの世のものとは思えないナニカが飛び交い。

地にはこの世のものとは思えないナニカが跋扈ばっこする。

空間には生物全てを飲み干さんとする瘴気が立ち込める。


そこは地獄の更に奥。

そこは罪深き神の統べる地。

彼の場所の名は煉獄。


「ようこそ、我らが故郷へ。

そしてさようなら、永遠に」


ここに半神と対神の戦いが始まる…!

明日の昼過ぎに続きを投稿してみせます!

だから遅かったのは許してくださいm(_ _)m

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