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作者: 師走

燭台の下に

髑髏が転がっているようで

その髑髏は

友達がおらずに泣いておりました

すると遥か上から泣くんじゃないよという声が聞こえたので

見上げてみるとそれはお月さんでした

ああお月さんお月さんこれが泣かずにいられましょうか

私には友達がいないのです

いや泣くのじゃないよどれ私が何か話してあげよう南の砂漠の話がいいかい北の氷の話がいいかい

そんなこと言ってもあなたはずいぶん遠すぎるようじゃあないですか

安心おし今近くに行ってあげるから

お月さんはぐいぐいと近づいてきました

わあ、お月さんありがとうございました私は寂しくてたまらなかったのです

そう言うと髑髏は安心して寝てしまいました

お月さんは色々な話をするつもりでしたから口をもごもごと動かして残念そうにしていましたがやがて戻って行きました

静かな夜の話です

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